WILLERは26日、シンガポールの大型植物園で自動運転の有償サービスを開始した。
本サービスでは、自動運転技術をもつSTEL社および車両を開発するNAVYA社の協力のもと 、WILLERがコンテンツ企画と車両開発およびオペレーションを行い、GBTBに来園されたお客様に便利な移動を提供するだけではなく、乗ること自体がワクワクするアトラクション自動運転サービスを提供します。これまでにない付加価値の高い移動体験の提供により、ドライバーの有無だけではない、自動運転のポテンシャルを生かす新たなモデルとして運行します。
具体的には、来園されたお客様により一層楽しんでいただけるよう、GBTBに融合するカラフルな車体になっています。さらに、夜間の運行時には、車両の窓がモニターに変わり夜の植物園に映えるイルミネーションを投影し、その映像に合わせた音楽が流れる仕掛けになっており、乗車前からワクワク感を創出し、優越感を感じていただけるようなアトラクション要素を取り入れ、GBTBの夜のコンテンツをさらに引き立てる移動をデザインしています。
WILLERは、日本だけでなく、現在のアジア・ASEAN で起きている様々な社会課題を、日系企業を中心としたオープンイノベーションで創造するMaaSにより解決していくことを目指しています。
■運行概要
[運行開始日] 2019年10月26日(土)~
[運行ルート] Bayfront Plaza~Flower Dome
[車両] NAVYA shuttle 2台
[走行距離] 約1.7 キロ
[運行時間] 10時~21時(毎日運行)
[料金] 大人5シンガポールドル、子供(3~12歳)3シンガポールドル
[備考] 安全管理:セキュリティスタッフが乗車
[利用方法] 1) 利用日当日にチケットを購入
① Bayfront PlazaおよびFlower Domeの停留所にあるキオスク端末でチケットを購入
(クレジットカード〈Visa / Mastercard〉、WeChat Payにて決済可能。)
② 専用アプリ(willers.com.sg/gbtb)にてチケットを購入
2) 乗車時、QRコードが記載されたチケットを掲示
3) 搭乗するセキュリティスタッフがQRコードをスキャンし、予約を確認
■GBTBについて
National Parks(シンガポール国立公園局)が 2012 年に開園した植物園で、シンガポールを象徴する施設です。広さは 101ha あり、2 つのドームや近未来的なスーパーツリーグローブなどが特徴的です。夜はそれらの施設がライトアップされ、その幻想的な雰囲気は世界中にここにしかない魅力を持っています。年間 1,200 万人が訪れる人気のスポットです。
<Auto Riderについて>
https://www.gardensbythebay.com.sg/en/plan-your-visit/services-accessibility.html
■会社概要
【WILLERS PTE. LTD.】
現在の世界各地で起きている様々な社会課題を、日系企業を中心としたオープンイノベーションで創造する MaaS
により、解決していくことを目指しています。これまで WILLERが日本で培ってきた知識や経験を活かし、テクノロジー、シェアリング、コミュニティ、エコシステム、自動運転をキーワードに、既存の移動サービスをより便利にすると同時に、新しい移動サービスを開発して融合させた MaaS を提供します。そして、世界中の情報が集まるシンガポールに軸足を置くことで、日本だけではなく、アジア、ASEANの社会課題を MaaS を通じて解決していきます。
所在地:シンガポール
設立:2018 年
代表者:CEO Shigetaka Murase
サイト:https://willers.com.sg
【Singapore Technologies Engineering Ltd】
衛星、航空、防衛、ランドシステム、船舶の 5 つの分野でエンジニアリングを提供する会社です。グループ全体で
22,000 人の従業員数は抱え、アジア、アメリカ、中東を中心に約 100 か国において、 防衛、政府、商業関連の取 引を実施しています。特に近年ではスマートシティ・プロジェクトに力をいれており、70 の都市で 500 件を超えるプロジェクトにグループ全体で携わり、都市におけるスマートモビリティー、スマート環境構築技術、スマートセキュリティーといったソリューションを提供しています。
所在地:シンガポール
設立:1967 年
代表者:CEO Vincent CHONG Sy Feng
サイト:https://www.stengg.com/