環境教育等促進法に基づき都道府県知事などが認定する「体験の機会の場」として、徳島県阿南市にあるＹＭＣＡ阿南国際海洋センターが徳島県知事から認定された。環境省によると、今回で認定箇所は35カ所となった。「体験の機会の場」には、安全性の基準を満たし、質の高い体験プログラムを提供できる施設などが選ばれる。持続可能な社会の担い手を育成する環境教育への活用が期待されている。
ＹＭＣＡ阿南国際海洋センターは、青少年を対象とした環境学習、海洋教育、無人島活動体験、海洋スポーツ体験などの事業を展開している。「体験の機会の場」に認定されたことで、「より多くの人たちが施設での体験活動を通じて、環境への理解を深めるだけでなく、持続可能な社会を作るために行動する力を養うこと」が期待される。
ＹＭＣＡ阿南国際海洋センターは、1968年に海洋型キャンプ場として創設された。マリンスポーツプログラム、環境教育プログラム、ＳＤＧｓ実践者育成プログラムなどを通じて青少年育成の貢献に取り組んでいる。全てのプログラムでは、ライフジャケットの着用をはじめとする安全対策を徹底し、経験豊富なスタッフが常に寄り添い、共に活動している。
2023年には、ＹＭＣＡ阿南国際海洋センターでのＳＤＧｓキャンププロジェクトをまとめた動画が環境省主催の「環境教育・ＥＳＤ実践動画100選」に選定されている。
