【JTB旅ホ連特集】落ち込んだ需要、必ず戻る JTB山北栄二郎社長


JTB山北栄二郎社長

旅ホ連の協力が不可欠

 コロナ禍の中、JTB旅ホ連の皆さまには大変なご支援をいただいている。4~7月に社員の個人現地研修を行っていただき、900件ほどの利用があった。社員の方も現地での知見を高め、その経験を基にコロナ後にJTBのビジネスをどうやっていくべきか、非常に大きなヒントを得ることができた。

 そして、今、Go Toトラベルキャンペーンが大きな支えとなっているが、事業が始まる以前の助走期間には、旅ホ連の皆さまのご支援によって、いろいろな形で地域キャンペーンなどが実施され、非常に大きな効果を出した。皆さまに重ねて御礼を申し上げたい。

 このような中、新型コロナウイルスの感染者数の増加など、さまざまな状況の変化が絶えずあり、なかなか不安が払拭(ふっしょく)できないが、確実に国内には人の動きが起きてきている。JTBの全国の店舗も来店予約がなかなか取れない状況が続くなどお客さまにはご迷惑をかけているが、ようやく人の交流が出てきた。Go Toトラベルキャンペーンの力は非常に大きいので、これをきっかけに需要が伸びればと思っている。

 今回いろいろなことが起き、皆さまも大変なご苦労をされたと思うし、JTBも非常に大きなダメージを受けた。社員もいろいろなことに頭を巡らせた。その中で、この機会に本当にわれわれがやってきたことが正しかったのか、お客さまにとって本当に実感できる価値であったのかということを、今、本当に真剣に見つめ直している。

 その中からいろいろな新しいサービスを始めている。デジタルの世の中だが、お客さま側から見て、何が便利なのか。旅行相談ができるオンライン相談も始めている。それは単に店に来なくてもオンラインでご相談いただける場を作っただけでなく、例えば、北海道の支店の社員が他のエリア、例えば、東京のお客さまにオンラインでご相談にのることができる。現地の知識を生かしながら、お客さまにより良いサービスを提供していく。こうした新たな動きが出てきた。

 また、法人の分野では、今、非常に難しい状況を迎えてはいるが、JTBグループの108年の歴史を踏まえ、ツーリズムを通して培ってきたお客さまとの関係性の中で、法人の皆さまから新しいお付き合いの仕方を求められている。世の中にはバーチャルトリップなど新しいものが生まれているが、オンラインイベントもその一つ。オンラインの中だけであれば、JTBが絡む必要はないが、やはりお客さまの目的にきっちりお応えするために、ハイブリッド型で開催したり、規模を縮小しながらも他のロケーションの会場とオンラインでつないで開催したり、さまざまなサービスの形が生まれている。法人需要の戻りはまだまだだが、お客さまとの関係性では新しいビジネスの芽がたくさん出てきている。このようにお客さまとの関係性をさらに強くしていきたい。

 コロナ禍で落ち込んだ需要は必ず戻ってくる。デジタルの活用は必須だが、最後はリアルで戦う。これは旅の本質だ。人は必ずリアルな体験、リアルな感動を求める。お客さまに五感を使っていろいろな満足を得ていただくことが大切だ。需要が戻ってきた時に備えて、JTBグループの販売力を強化し、たくさんのお客さまをいろいろな地域にお送りし、現地での体験も豊かにしていただく。そうした取り組みを進めていきたい。

 これらは旅ホ連の皆さまの協力なしには実現できない。将来の大きな発展に向けて、今後ともご協力をお願いしたい。

JTB山北栄二郎社長

 
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