オーバーツーリズムも議論
ツーリズムEXPOジャパン(TEJ)2日目の9月27日、観光庁と世界文化遺産地域連携会議は「第11回世界遺産サミット」を開いた。これまでは各地域で開催していたが、より多くの人に世界遺産への関心を深めてもらおうと、TEJで初めて開催。世界遺産が所在する自治体のトップらが集結し、各地域の取り組みを紹介したほか、世界遺産の保全や活用について意見を交わす首長会議を開いた。
首長会議を開催。(写真左から)吉野町の中井町長、富士吉田市の堀内市長、日光市の粉川市長、平泉町の青木町長
冒頭、開会あいさつした観光庁観光地域振興部の長﨑敏志部長は、同日、同庁が選定する高付加価値旅行者の地方誘客を目的としたモデル観光地に新たに3地域(山形、佐渡・新潟、富士山麓)を選定したことを報告。「モデル地には多くの世界遺産の所在地が含まれている。各地域と観光庁、現場が三位一体となって観光・地域の活性化、住民および地域の存続につなげていきたい」と意気込みを語った。
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