観光庁が7月17日に発表した主要旅行業47社の5月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比97.6%減の95億7336万円となった。
内訳は、国内旅行が96.6%減の81億7561万円、外国人旅行が99.8%減の3924万円、海外旅行が99.0%減の13億5851万円だった。
新型コロナウイルスの感染拡大による旅行の延期や中止の影響で、取扱額は国内旅行、海外旅行、外国人旅行いずれについても、前年同月に比べ9割を超える減少となった。
総取扱額が前年実績を超えた事業者はなく、44社で前年比9割超の大幅な減少となっている。旅行分野別で見ると、国内旅行、海外旅行、外国人旅行のいずれにおいても、全事業者が前年割れした。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比99.3%減の8億6164万円だった。内訳は、国内旅行が99.0%減の8億4701万円、外国人旅行が100.0%減の0円、海外旅行が100.0%減の1462万円だった。
また、募集型企画旅行の取扱人数では前年同月比99.0%減の2万8760人となった。このうち国内旅行は98.9%減の2万8723人、外国人旅行は100.0%減の0人、海外旅行は100.0%減の37人だった。