誠文堂新光社は「月のこよみ2023」を10月6日に発売する。
かつて、太陽が時計の役割をはたしていた一方で、月はこよみの役割を担っていました。
毎日変化する月の形、朔 (新月)→上弦→望 (満月)→下弦→朔といった「朔望月(満ち欠け)」のサイクルを1ヵ月と数えていた旧暦では、月の変化は日々の生活に直接結びついていました。
『月のこよみ2023』では、満ち欠けの様子が一目でわかる2023年の「月の満ち欠けカレンダー」をはじめ、旧暦、二十四節気、毎日の月の出没時刻、毎月の星空、古来日本での月の呼び名など役に立つ情報を掲載しています。
また、毎月それぞれ、その月に見ておきたい美しい月が見られる「おすすめお月見日和」の項目では、美しい月が見て楽しめる日時と、その様子を紹介します。
2023年のイチオシの「おすすめお月見日和」を紹介しましよう。
8月31日の満月はスーパームーンです。
スーパームーンの大きな月が南寄りの東の空から昇り、夏の夜空でいつもより30%も明るく、そして大きく輝きます。
しかもこの満月は8月で2回目の満月ですので、見ると幸せになると言い伝えられている「ブルームーン」。つまりこの日の満月は「スーパー・ブルームーン」! とても特別な満月ですから見逃せません。
月は、天体望遠鏡や双眼鏡などの特別な道具がなくても、誰もが眺めて愉しめる身近な星です。
その存在を感じ、毎日ぼんやりと月を眺めるだけでも心が落ち着き、ゆとりのある時間を有意義に過せるようになります。
1年365日、毎日姿を変えていく月を実際に眺めて、愉しんでみるのはいかがでしょうか。
【目次】
●「月のこよみ2023」の使いかた
●2023のこよみ
2023年の月のニュース/2023年の二十四節気と七十二候/2023年1月~12月のこよみ
●月とこよみ
月とこよみの時刻/月の和名/月の動く理由/太陽と月/月の満ち欠け/月齢のかぞえかた
●2023年~2026年の月の満ち欠け
[巻頭]2023年の月齢カレンダー/2023年の朔弦望
[巻末]月面図/月のデータ
【監修者プロフィール】
相馬 充(そうま・みつる)
元国立天文台助教。専門分野は位置天文学・歴史天文学。雑誌『月刊天文ガイド」や『天文年鑑』で天文現象や天文学についての解説記事を長年にわたり執筆。
【書籍概要】
書 名:月のこよみ 2023
監 修:相馬 充
判 型:B6判、104ページ
定 価:1,100円(税込)
発売日:2022年10月6日(木)
ISBN:978-4-416-52298-1