政府は新型コロナウイルス対策で、19日からイベントの参加人数や収容率の制限を緩和する。大声での歓声や声援が生じない展示会や商談会、クラシック音楽のコンサート、演劇、伝統芸能などで、収容人数が1万人以下の場合は、収容人数の50%以内としていた制限を撤廃し、参加人数5千人以内で満席を認める。
収容人数が1万人以下でも、大声での歓声や声援が想定されるロックコンサート、ライブハウスでのイベント、スポーツイベントなどは飛沫感染の恐れがあるとして、収容人数の50%以内の制限を継続する。
プロ野球の試合など、収容人数が1万人を超える大規模イベントでは、収容人数の50%制限は維持するが、上限5千人の要件を撤廃する。
全国的、広域的な人の移動が見込まれるイベントや参加者の把握が困難なイベントは、引き続き慎重な判断を求める。
今回緩和した措置の適用は当面11月末まで。12月以降については改めて検討する。