3月の延べ旅行者数が半減
2020年1~3月期の日本人の国内旅行消費額は、前年同期比20.5%減の3兆3473億円となった。観光庁が5月20日に発表した旅行・観光消費動向調査の速報値。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛などの影響で、特に3月は旅行消費額、延べ旅行者数ともに前年同月の実績から半減した。
1~3月期の国内旅行消費額の内訳は、宿泊旅行が前年同期比19.3%減の2兆6201億円、日帰り旅行が同24.5%減の7272億円だった。月別の消費額の前年同月比は、宿泊旅行が1月4.9%減▽2月9.3%増▽3月51.9%減。日帰り旅行は1月6.0%増▽2月7.6%減▽3月56.7%減。
国内延べ旅行者数は、1~3月期の宿泊旅行が前年同期比17.5%減の5282万人、日帰り旅行が同27.7%減の4098万人。月別の前年同月比では、宿泊旅行が1月7.3%減▽2月5.4%増▽3月41.4%減。日帰り旅行は1月2.0%減▽2月13.4%減▽3月52.7%減―となった。
1~3月期の1人1回当たりの旅行単価は、宿泊旅行が前年同期比2.2%減の4万9600円、日帰り旅行が同4.5%増の1万7745円だった。