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■過去のトップ記事  2306号≪2004年12月11日(土)発行≫
≪総合≫
年末年始 国内旅行人数 前年並み JTB発表 近場、温泉で過ごす
 JTBの発表によると、年末年始(出発日基準12月23日~来年1月3日)の国内宿泊旅行人数は前年同期比0・1%増の2873万9千人となる見通し。近場志向を反映し、旅行方面は関東、東海、近畿が増加。温泉などでゆっくり過ごすパターンが多いという。海外旅行人数も0.8%増の59万1千人と前年並み。

≪総合≫

新潟へのバス旅発売 JTBツアーズが支援企画

 北関東と新潟を中心に旅行販売を行うJTBツアーズ(さいたま市、清水功一社長)は、新潟県中越地震災害を支援する「がんばれ新潟!」応援キャンペーンとして、新潟の温泉旅館に1泊するバス旅を6日から催行している。1万円の旅行代金のうち2百円を災害復興義援金に充てる。同社では、「長岡、柏崎など新潟県内に多くの営業支店を抱えており、こういった時だから関係機関の力になりたい」(長崎一也・本社営業部マネージャー)と応援ツアーを企画したという。


≪旅行業・運輸≫

JR西日本 手荷物配送サービスを開始 ITロッカーシステム利用 手ぶら観光を実現

ITロッカー「Jクロスキューブ」

 JR西日本は1日から、手荷物配送サービス「ポーターサービス 手ぶらで歩こう 神戸・有馬」を開始した。駅構内のコインロッカーと、間の旅館・ホテルを結ぶもので、日本初という。
 同社は携帯電話が鍵になるITロッカー「Jクロスキューブ」を京都、新大阪、大阪、三ノ宮、天王寺の各駅に設置しており、今回このシステムを利用して、三ノ宮駅や新神戸駅と、契約する神戸のシティホテルおよび有馬温泉の旅館・ホテルとの間で手荷物を即日配送するサービスを始めた。


≪経営≫

全国企業の景気動向指数 3ヵ月連続で悪化 04年度業績見通しは良好

 民間調査会社の帝国データバンクが10月、全国の企業を対象に実施した景気動向調査によると、景況感を示す景気動向指数(景気DI=50が判断の分かれ目)は43.9で、前月比0.4=ポイント減となり、3カ月連続で悪化した。04年度の業績見通しは40.7%が増収、35.4%が増益と改善がみられるものの、売上高、経常利益とも約4割が期初予想を下方修正するなど、景気をめぐる動きは迷走を続けている。


≪旅館ホテル・施設・団体≫

ISO9001の認証取得 信貴山観光ホテル 奈良の旅館で初めて
 金剛生駒国定公園の信貴山観光ホテル(奈良県生駒郡、箸尾達哉会長、270人収容)は10月29日、品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001」の認証を取得した。宿泊を含めた奈良県内のサービス業では初めて。

≪国際観光≫

歌舞伎座 外客の利用を期待 ネット予約の受付始まる
 外国人観光客にとって観光名所にもなっている歌舞伎座(東京都中央区)。歌舞伎座ではもっと手軽に歌舞伎を楽しんでもらおうと、12月から、チケットのネット予約サービスを実施している。日本語での利用になるが「まずは日本にいる外国人に親しんでもらうことが重要」(宣伝部)と話している。また、言語によるチケットの予約ミスを防ぐ効果も期待できることから「今後は海外からもアクセスし、ホームページ上で予約、カード決済できるようにしたい」という。

≪地域観光≫

「観光カリスマ」 新たに16人選定 国交省
 「観光カリスマ百選選考委員会」(委員長・島田晴雄内閣府特命顧問)は、全国で観光振興のリーダーとして活躍する16人を「観光カリスマ」として選んだ。これでカリスマは89人となった。萬谷正幸氏(石川県観光連盟副会長)は、温泉地を個人・時間消費型観光に対応させるため、旅館の一部開放や空き旅館対策事業に着手。加賀市や山代温泉商工振興会の事業促進にも尽力し、温泉地の早期再生に努めたことが評価された。

≪商品・設備≫
従業員ユニフォームや浴衣代わりに 和風旅館に合う作務衣
 創業が昭和元年という大分県別府市の「金の湯 べっぷ昭和園」。金の湯の由来は江戸時代。
 純和風が売りの同館では、女性従業員の服装にも気を配り、4年ほど前から作務衣(さむえ)を用いている。それまで、朝の服装はブラウスとスカート。しかし「純和風旅館の当館としては以前から違和感があった」と女将の岩谷翠さん。そんなときに出会ったのが布の力・久磨衣の作務衣だった。
 久磨衣の作務衣は、作業着としての機能性にファッション性が加わっている点に定評がある。和風旅館に対して久磨衣ではこの作務衣を従業員用のユニフォームとして提案する一方、浴衣に代えて宿泊客用の部屋着としても薦めている。
週刊 観光経済新聞
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