日観連・国観連 来年6月メドに新団体 「対等合併」で合意 日観連解散存続法人は国観連
日本観光旅館連盟(佐久間進会長、4374会員)と国際観光旅館連盟(佐藤義正会長、1388会員)は9日、来年6月をメドに合併することで基本合意した。同日、都内のホテルで両会長が記者会見し、明らかにした。07年度総会での議決を前提に「対等な精神」に基づき合併するが、手続き上は国観連を存続法人とし、日観連は解散する。新団体の名称は未定。両会長は組織統合により、旅館業の経営安定化や金融・税制上の問題解決、重複する会員の会費負担軽減などのメリットを強調した。
21日に「温泉小委」 中環審 資源保護策など議論
若林正俊環境相はこのほど、中央環境審議会(環境相の諮問機関、鈴木基之会長)に温泉資源の保護対策や温泉成分にかかわる情報提供のあり方について諮問した。これを受け、同審議会は自然環境部会温泉小委員会(委員長・熊谷洋一東京農大教授)を21日に開き、来春の答申に向け議論を開始する。
阪急交通社 ネット予約、13日から開始 2千軒参加手数料は約5%
阪急交通社は13日、インターネットによる宿泊予約サービスを開始した。旅館やホテル、ペンションなど約2千軒が参加しており、「来年3月までに人員ベースで8万人の取り扱いを見込んでいる」(国内市場開発課)。同社はネット予約では後発となるが、新聞広告や会報などを積極活用し、国内旅行の取り扱い拡大を図る。
飯島綜研が旅館に調査 直客比率高まる エージェントへの要望「手数料率改善を」
飯島綜研(飯島賢二社長)はこのほど、旅館経営問題アンケート調査シリーズの第5回として、「エージェントに関する調査」を実施した。それによると、多くの旅館で直客比率が高まっているものの、エージェントも営業戦略上、必要な存在だと指摘。ただ、手数料率の高さも指摘し、改善を望む声が多く上がった。(次号に調査の詳細を掲載予定)
≪旅館ホテル・施設・団体≫
国観連 「日本旅館の魅力知って」 豪メディアが「法師」滞在 新事業第1号
海外メディアの取材をサポートし日本旅館の魅力を広めてもらおうと、国際観光旅館連盟(佐藤義正会長)が創設した「外国人ジャーナリスト・ホスピタリティ・プログラム」の第1号事業として、オーストラリアのメディア6人が14、15日、石川県小松市の旅館「法師」に宿泊、取材を行った。
≪総合≫
「意識の高い修旅」を提言 全修協 東京で「研究大会」開く
全国修学旅行研究協会(全修協)は11日、東京の日本科学未来館で第23回「全国修学旅行研究大会」を開いた。「学校教育における修学旅行の果たす役割」をテーマに、全修協、教諭、旅行業者からそれぞれの立場で発言。狙いが明確でなく、物見遊山的な修学旅行が行われている実態を指摘し、「学校の教育目標に沿った、意識の高い修学旅行を行う必要がある」などと提言した。
松葉かに、但馬牛─ 冬の味覚で魅了 城崎温泉
兵庫県の城崎温泉観光協会は6日、JR大阪駅構内で「城崎温泉冬の味覚キャンペーン」を開催した=写真。同協会では毎年松葉かに漁の解禁に合わせ、城崎を「かに王国」と称しさまざまなイベントを行っている。旅館などの若手後継者らでつくる「城崎温泉若旦那の会」の約30人が冬の城崎のPRを行った。
食品仕入れカタログ タスカル 食材や調味料を厳選
旅館・ホテルの仕入れに役立つ業務用食品仕入れカタログ「タスカルVOL.7」が発刊された。洋食、和食と中華をはじめ、専門性が高いエスニックやデザートなど厳選した食材と調味料を手軽に調達できる。他にも厨房用品から消耗品、販促ツールといった飲食業務資材を網羅。旅館ホテルや飲食店向け総合仕入れカタログとして、1万件以上の飲食店とホテルなどで利用されている。 この件についての問い合わせ先は、タスカル(TEL0120・506・520)。