■今週のトップ記事 第2401号《2006年12月9日(土)発行》
生きててよかった!
旅行消費 55兆3100億円の波及効果 国交省調べ 外客の消費伸びる
国土交通省は1日、05年度の旅行・観光産業の経済効果に関する調査研究の結果をまとめた。旅行消費がもたらす生産波及効果は55兆3100億円で、日本の国内生産額の5・8%、雇用創出の波及効果は469万人、総就業者数の7・4%に相当する。波及効果はほぼ前年度並みの高い水準を維持、観光立国の推進が日本経済を活性化させる可能性をうかがわせる。
和歌山大に観光学科 文科相認可 来春開設、定員80人
和歌山大学が設置認可を申請していた「観光学科」が、11月30日付けで文部科学相から認可された。来年4月、経済学部に同学科を設置する。国立大では琉球、山口に次ぐ3番目の観光系学科となる。08年には学部に格上げしたい意向だ。 同学科の定員は80人。うち、推薦入学枠13人、社会人枠2人を確保している。
「寅さん」で考える元気なまちづくり 環境省がシンポジウム 山田洋次監督が出演
環境省主催の「まちづくり環境評価シンポジウム―『寅さんが旅したまち』から考える元気なまち―」が11月30日、東京都渋谷区の国際連合大学ウ・タント国際会議場で開かれた。特別対談には、映画「男はつらいよ」シリーズの山田洋次監督が出演、全国各地をロケした経験から日本の街並みについて語った。
有馬記念 観戦ツアーを発売 近ツー 0泊3日のバスツアー
24日、船橋市の中山競馬場で有馬記念が開かれるが、近畿日本ツーリストは4日、この観戦ツアーを発売した。史上最強馬ともいわれるディープインパクトの出走も予定されており、競馬ファンの関心を集めそうだ。
法律遵守違反企業倒産 前年比4割増に 帝国データ調査 ワースト1は「談合」
帝国データバンクはこのほど、コンプライアンス(法律・倫理遵守)違反企業の倒産動向調査の結果を公表した。それによると、今年度上半期(4~9月)にコンプライアンス違反を理由のひとつに法的整理となった企業(負債額1億円以上)は53件で、前年同期に比べ39・5%増加した。
“玄関サイト”めざす 有馬温泉 旅館協同組合 新しいHP開設
有馬温泉旅館協同組合(神戸市)は11月1日、新しいホームページ「有馬温泉観光総合案内所」を開設した。同温泉と周辺の観光情報、穴場の情報を提供するほか、ブログでタイムリーなイベント情報を発信する。さらに宿泊予約も行える充実した機能で、同温泉のポータル(玄関)サイトを目指す。
≪地域観光≫
映画製作委と酒造メーカー 「長州ファイブ」で商品化
映画「長州ファイブ」製作委員会(前田登委員長)は、山口県内の酒造メーカーと共同で「長州ファイブ」を商品名にした清酒と地ビールを開発したと11月28日に発表。10月には同じ商品名で紅芋焼酎と米焼酎、ワインの3種類を発売しており、5種類が出そろった。
「長州ファイブ」の商品群
ミス宮島が来社 観光宣伝隊 冬の観光魅力PR
宮島、広島、岩国、廿日市、呉の観光関連団体が宣伝隊を編成、4、5の両日、在京のマスコミや旅行業者を訪れ、それぞれの観光魅力をアピールした。6日には銀座で通行人にパンフレットなどを配った。5日、ミス宮島の楠本美佳さん(26)、広島観光親善大使の佐伯奈々恵さん(21)、ミス岩国の米田彩香さん(25)、くれ観光大使の引地由香梨さん(18)の4人が観光経済新聞社を表敬訪問した。
広島県のミス4人
≪商品設備≫
浴場用マット 上田敷物工場 ココヤシなど天然材
上田敷物工場は、籐や竹のほか、ココヤシなど天然素材を原料にした床材の製造にこだわり、高い商品性能とデザイン性で旅館・ホテルで高いシェアを誇る。その同社が、ココヤシとサイザル麻を使用した天然素材100%の浴場用マット「ココフレッシュ」を発売した。 この件についての問い合わせ先は、上田敷物工場(TEL0739・47・1460)。
ココフレッシュ導入例