■今週のトップ記事 第2402号《2006年12月16日(土)発行》
草津が不動の1位 本社主催・第20回にっぽんの温泉100選 4年連続で獲得 2位由布院、3位に登別
旅行会社から投票されたはがきの結果を慎重に審査する審査会メンバー(本社会議室で)
臨時国会 「観光立国法」が成立 1月施行 8項目の付帯決議
1963年に制定された観光基本法を全面的に改正し、観光立国の実現に向けた基本理念や責務を定めた「観光立国推進基本法案」が13日、参院本会議で可決、成立した。施行日は来年1月1日。同法の成立を受けて策定される基本計画などで観光立国への具体的な取り組みが本格化する。また、衆参両院の国土交通委員会では、同法施行にあたり、8項目からなる付帯決議を採択、旅館業の経営基盤確立への施策を求めたほか、「観光庁」などの設置への努力義務を盛り込んだ。
年末年始の国内旅行 人数は前年並みに JTB調べ 海外好調、史上3番目
JTBの7日の発表によると、年末年始(12月23日~来年1月3日)の宿泊を伴う国内旅行人数は、前年並みの0・3%増、2940万人と推計する。一方、海外旅行は3・2%増の64万8千人と96年、00年に次いで史上3番目となる見通し。「好調な企業の業績により冬のボーナス支給額が2年連続で過去最高を記録するなど、安定した景気が旅行意欲を後押しする」とJTB。
金融問題 「高い金利引き下げを」 飯島綜研が旅館にアンケート 口数の一本化も
経営コンサルタントの飯島綜研(飯島賢二社長)はこのほど、全国の旅館を対象に、金融機関対策に関するアンケート調査を実施した。それによると、多くの旅館が「金利が高い」「借入の口数が多い」などに悩んでいることが分かった。金融機関への要望も「金利の引き下げ」「口数の一本化」などを挙げている。
新規登録に8軒 全旅連 シルバースター
全国旅館生活衛生同業組合連合会(全旅連)は8日、東京の全国旅館会館で第39回シルバースター登録審査委員会(佐藤信幸委員長=山形県・日本の宿古窯)を開き、申請施設9軒のうち、8軒の登録、1軒の仮登録を決めた。これで登録施設は995軒になった。
≪商品設備≫
商談、カンファレンス、イベント ホテレスの内容充実
「第35回国際ホテル・レストラン・ショー(HOTERES JAPAN2007)」は来年3月13~16日、「第28回フード・ケータリングショー」と「第7回厨房設備機器展」と合同で東京・有明の東京ビッグサイトを会場に開かれる。HCJ三展合同事務局ではこのほど、新規出展者が200社を超え、約800社(2200小間)の出展が決まったことを発表。「商談・展示、カンファレンス、イベントの3つがますます充実した」(事務局)。 詳細は、日本能率協会産業振興本部内HCJ三展合同事務局(TEL03・3434・1377)まで。出展者一覧などの詳細はホームページ(http://www.jma.or.jp/hcj/)で確認できる。
≪地域観光≫
電球の光で彫刻
神戸の冬の風物詩「神戸ルミナリエ」=写真=の点灯式が8日、神戸市中央区の旧外国人居留地で行われ、約26万8千人の観客でにぎわった。神戸ルミナリエは、旧外国人居留地界隈から東遊園地まで約20万個の電球を使用した光の彫刻を楽しむことができるイベント。
冬のイメージ回復へ 秋田県 キャラバンが本社を訪問
秋田県の観光キャラバンが11月30日、東京の観光経済新聞社を訪問した。12月1日に開幕の「こころもあったまる冬の秋田路」キャンペーンや、県内各地の冬の話題を紹介。昨冬の豪雪で受けたマイナスイメージの払しょくに努めた。
本社を訪れた秋田県のキャラバン