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■過去のトップ記事　第2357号《2006年1月14日（土）発行》

≪総合≫

年末年始の国内旅行・宿泊の動向　日並び悪くも堅調に推移

　　長期旅行には不向きな曜日配列となった年末年始だが、企業業績の回復やボーナス支給額の増加など明るい材料もあったことから、国内旅行でも前年を上回る客足が期待された。旅行会社や温泉・観光地の旅館組合、観光協会、自治体などに観光客の動きを聞いた。暖冬予想とは裏腹に厳しい寒さとなり、旅行への影響も皆無とはいえなかった。方面別では沖縄などロングが人気で、旅館も予約客で埋まったようだ。

≪総合≫

特例措置求め陳情　耐震強度偽装問題　国交省などに要請　全旅連

　　耐震強度偽装問題で、全国旅館生活衛生同業組合連合会（全旅連、小原健史会長）は11日、国土交通省や金融機関などを訪れ、それぞれで陳情を行った。偽装発覚で休業したホテルに対する補強工事資金の低利融資や、当面の運転資金の緊急融資など、切迫した懸案を中心に支援を訴えた。

柴田審議官（左）に要望書を手渡す全旅連の小原会長=11日午前

≪総合≫

プーケットに慰霊碑　観光関係者らが黙とう　スマトラ沖大地震から1年　現地日本人会が建立

　　22万人以上の死者・行方不明者をもたらしたスマトラ沖大地震とインド洋大津波から約1年を迎えた昨年12月25日、外国人観光客を含む多くの犠牲者を出したタイ・プーケット島で、現地日本人会が建立した被災者慰霊碑の除幕式が行われた。日本からは愛知和男・衆院議員（自民党観光特別委員会委員長）を団長とする21人の観光関係者が出席し、遺族らとともに黙祷や献花を捧げ、犠牲者たちの冥福を祈った。

タイ・プーケット島に建てられた慰霊碑の除幕式には日本の観光関係者も出席した

≪旅行業・運輸≫

「夢空間」ツアー発売　近ツー　出発日限定、136人募集

　近畿日本ツーリストはJRの豪華寝台臨時列車に乗って、八戸の伝統芸能「えんぶり」など東北の冬の祭典を見にいくツアー（3日間）を発売している。出発は2月15日。全行程添乗員が同行。旅行代金は大人6万8800円から。幼児・子どもは2万円引き。

≪経営≫

生衛業の販売価格　引き下げも客増えず　国金調査　厳しい現状浮き彫り

　国民生活金融公庫が全国生活衛生営業指導センターに委託して実施している「生活衛生関係営業の景気動向等調査」（17年7～9月期）によると、生活衛生関係営業全体の販売価格DI（最近1年間で販売価格を引き上げた企業割合から引き下げた企業割合を減じた値）はマイナス3.7で、販売価格を引き下げた割合が引き上げた割合よりも多くなっている。

≪旅館ホテル・施設・団体≫

全旅連　シルバースター　2万部を作成・配布　「人に優しい宿」最新ガイド

　全国旅館生活衛生同業組合連合会（全旅連）のシルバースター部会はこのほど、部会員の旅館・ホテルを紹介するガイドブック「人に優しい宿」の最新版（写真）を作成した。今回も無料のフリーペーパーとして、2万部を作成。東京と大阪の各都道府県観光物産センターなどに置き、消費者に配布する。

≪地域観光≫

永平寺で座禅体験　山中温泉観光協が企画

　曹洞宗大本山、永平寺の教えに触れてもらおうと、石川県の山中温泉観光協会と旅館協同組合は、拝観と座禅修行などを組み合わせた体験プランを売り出した。20軒ある組合旅館でチラシなどを配布し、宿泊客にPRしている。
　商品名は「身心湯禅プラン」。午前10時から約30分間、寺の大広間で座禅を体験。その後、教典の上に和紙を載せ、文字を書き写す写経を行う。料金は1人2500円（拝観料含む）。
　問い合わせは同観光協会（TEL0761・78・0330）。

≪商品・設備≫

電源工事不要　導入が容易な　監視カメラシステム

　松下電器産業は、監視カメラシステム「ツイストペア線式カメラ」と「専用カメラ駆動ユニット」を10日、発売した=写真。カメラ設置場所の電源工事が不要で導入が容易。比較的な小規模な旅館・ホテルに適している。
　問い合わせ先は、パナソニックシステムソリューションズ社（TEL045・540・5677）。

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