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■過去のトップ記事 第2362号《2006年2月25日(土)発行》
≪総合≫
公営宿泊施設 建て替えを各地で計画 市町村職員共済組合 旅政連も事態重視
 民業を圧迫するとして旅館業界が廃止・民営化を訴えている公営宿泊施設の問題で、新たな事例が発生している。都道府県の市町村職員共済組合が運営する職員向け宿泊施設の建て替えが、各地で計画中という。建て替え資金の一部は税金となる。全国旅館政治連盟公営宿泊施設等対策本部は「断固反対」として、関係議員らに陳情、事態の打開を目指している。

≪総合≫
震災を越えて
 新潟県と兵庫県が両県観光をPRするカフェを東京・有楽町に期間限定でオープン。オープニングに両県の旅館女将が勢ぞろいし、それぞれの見どころをアピールした


≪総合≫
TIJと一橋大大学院商学研究科 産学連携セミナーを開く 第2回目 学生ら熱心に聴講
 日本ツーリズム産業団体連合会(TIJ)と一橋大大学院商学研究科は16日、東京・丸の内の東商ホールで、「産学連携オープンセミナー」を開いた。昨年に続き、2回目となる。ツーリズム産業への就職を希望する学生ら約300人が出席、業界関係者らの言葉に聞き入っていた。

パネルディスカッションの様子

≪総合≫
観光振興を推進 「交流局」新設し戦略展開  鹿児島県 県ブランド内外に 特産品PRや地域づくり強化
 鹿児島県は06年度から観光振興を推進するため「商工労働部」を「商工観光労働部」へ改め、部局内に「観光交流局」などを新設した。局長は部長級。観光交流局の下には県特産品のPRを行なう新設の「かごしまPR課」、体制強化を図る「観光課」、総務部から移管した「国際交流課」を置き、幅広い分野で一体となった戦略を立て、鹿児島ブランドを売り込む。

≪旅行業・運輸≫
神戸の高校が 旅で初利用 神戸空港
 大阪(伊丹)、関西国際空港に続く関西で3番目の空港として16日開港した神戸空港(マリンエア)。19日には修学旅行生を乗せた便が沖縄に向け出発した。この学校は神戸第一高等学校。神戸空港で、修学旅行で最初に利用する学校として出発式を行った。取り扱いはJTB教育旅行神戸支店。

修旅で最初に神戸空港を利用した神戸第一高校。
約300人の生徒が沖縄に向け飛び立った

≪経営≫

1月の都内企業倒産 サービス業が1/3に 帝国データバンク調べ 前月比50%増加
 民間調査会社の帝国データバンクによると、今年1月の東京都内の企業倒産は174件で、前月比13・4%減少した。ただ、サービス業の倒産が前月比50・0%の大幅増となっている。全倒産の中でサービス業の倒産が占める割合は34・5%で、3分の1を超えた。

≪国際観光≫

VJC追い風に外客誘致へ 合併で観光資源充実 佐賀市 韓国、台湾で2000人集客を
 佐賀県の佐賀市は新年度(06年4月)から外国人観光客の誘致事業を開始する。「ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の流れをチャンスと捉えて実施する」(同市観光・文化課)。市としては初めての取り組み。合併による新佐賀市の誕生で観光資源が充実。訪日トップの韓国と、訪日旅行者の伸び率が高く、親日的な台湾をターゲットに設定し、初年度は両方面合わせて2千人の集客を目指す。

≪旅館ホテル・施設・団体≫
新潟県 花をテーマに誘客 旅館組合など 東京で観光説明会
 新潟県観光協会(磯部春昭会長)と新潟県旅館組合(小林庄一理事長)は20日、東京のホテルメトロポリタンエドモントで観光交流会を開いた。旅行業者らを呼び、今春行う「にいがた花物語」キャンペーンと、夏に行う芸術祭、花火大会などのイベントを宣伝。これらを題材に多くの送客を呼びかけた。

県の花チューリップを横にあいさつする観光協会の磯部会長

≪地域観光≫
情報交換、交流促進へ 有馬・定山渓・秋保の3湯 友好温泉締結を調印
 兵庫県神戸市の有馬グランドホテルで17日、「神戸空港開港~3温泉 友好温泉締結~記念温泉シンポジウム」が開かれた。有馬温泉観光協会が、神戸空港が開港し空の便で結ばれた7都市のうち、政令指定都市にある温泉地の定山渓温泉(札幌市)と秋保温泉(仙台市)に参加を呼びかけた。3温泉地は友好温泉締結を調印し、互いに情報交換や交流を行い今後の発展を目指すことを決めた。

≪商品・設備≫
日立東日本 空室情報、地域で共有 満館時に他館へ誘導可能に

 日立東日本ソリューションズはこのほど、「ホテル・旅館地域コミュニティ 宿のきもち」を開発した。このシステムは、近隣のホテル・旅館の空室情報を宿のきもち加盟施設が共有し、相互に空き部屋を融通し合うもの。ウォーク・インやオーバーブッキングといった緊急時にも利用者のスムーズな誘導を可能にするという。3月18日に発売しホテル・旅館、各地の観光案内所などに売り込む。
 詳しくは、日立東日本ソリューションズ(TEL044・549・4532)。


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