07年度の観光予算 18%増の76億8400万円 国交省概算要求 VJCなど増額
国土交通省は8月29日、07年度予算の概算要求をまとめた。観光部門の予算は今年度当初予算に比べ18・2%増の76億8400万円。このうち、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)に13%増の40億円、観光ルネサンス事業に143%増の8億5千万円、新規予算として「ニューツーリズムの創出・流通促進事業」に3億円を計上した。観光政策課は「厳しい予算編成の中でも、観光は増額要求を確保した」と評価している。
秋休みキャンペ展開 TIJ 9月1日から91日間 認知率向上へ 対応商品も続々
日本ツーリズム産業団体連合会(TIJ)は9月1日から11月末までの91日間、「秋休みキャンペーン」を展開する。昨年に引き続き、家族で旅行に出かけやすい商品の提供や宿泊券などが当たるプレゼントのほか、今年度はJATA、ANTAに加え、「国土交通、厚生労働両省の後援で、会員の秋休み関連商品を推奨する意味を持つポスターを積極的に幅広く活用していく」という。
源泉見学会参加者募集
源泉かけ流しの宿について広く知ってもらおうと源泉湯宿を守る会(平野富雄会長)は、秋田県の「鶴の湯温泉」などを巡る1泊2日源泉見学会の参加者を募集している。 申し込み、問い合わせは源泉湯宿を守る会事務局(TEL0465・63・1652)まで。
焼酎文化フォーラム 10月に韓国で開催 旅の文化研
近畿日本ツーリストの文化事業部門の1つ、旅の文化研究所(神崎宣武所長)は、第4回「焼酎文化フォーラム」を10月28日に韓国の安東市で実施する。これにあわせ、近ツーはツアーを造成、販売する。
ホテル旅館7月の倒産 9件、負債85億円 帝国データ調べ 前年上回り高水準に
帝国データバンクによると、今年7月のホテル旅館経営業者の倒産は9件、負債総額は84億8800万円だった。件数は前月を2件、前年同月を7件、それぞれ上回った。
≪旅館ホテル・施設・団体≫
海と一体になれる露天風呂を新設 西長門リゾート
鴨川グランドホテルグループのホテル西長門リゾート(山口県下関市つくの温泉海岸)に今年、新しい露天風呂「夕なぎの湯・あまがせの湯」がオープンした。海に向かってせり出した場所にあり、湯に浸かると水平線と目の高さが同じレベルで、海と一体になるような不思議な感覚を味わえるのが特徴。
≪総合≫
単月で初、70万人突破 7月の訪日外客 韓国人旅行者増が要因
国際観光振興機構(JNTO)が8月25日に発表した7月の「訪日外客数・出国日本人数」によると、単月としては初めて訪日外客数が70万人を超えたことが分かった。JNTOは円安基調や査証免除、航空便拡充があったため、韓国人訪日客が大幅に増加したことが要因などと分析している。
大分県の鉄輪温泉 むし湯をリニューアル
一遍上人により創設され、古くから鉄輪温泉の中心的施設として多くの湯治客に利用されてきた「鉄輪むし湯」(大分県別府市鉄輪上1組)が8月24日にリニューアルオープンした。 今回、むし湯の建設のほか、新たな試みとして足蒸と石菖保管庫を設置。鉄輪温泉地区の観光交流拠点を目指し、観光交流センターも置いた。
リニューアルした鉄輪むし湯の外観。 泉質は塩化物泉で、なめると塩辛く海水に似ている。 神経痛や筋肉痛に効能があるとされる
総合旅館・ホテルパッケージ アイ・シィ・アール 20室程度の施設向け
アイ・シィ・アールでは、販売する総合旅館・ホテルパッケージ「'eHOSPA-2」をバージョンアップし、規模別に商品ラインアップを加えシリーズ化。客室数20室程度の施設用には「フロントマネージャー」を発売した。 この件についての問い合わせ先は、アイ・シィ・アール(TEL079・234・1556)。