楽天トラベルはインバウンド事業を強化する。英語サイト(http://travel.rakuten.co.jp/en/)を12月12日、大幅に刷新、「Ryokan」などのキーワードで宿泊施設も検索できるようにするなど、検索機能を強化した。約1700軒の英語サイト参画施設に対する訪日外国人旅行客の集客に本腰を入れる。 トップぺージを全面変更。フリーワード検索を導入し、海外から日本の宿泊施設を探す際に多く使われる「Ryokan」などのキーワードで検索を可能にした。また、縦長だった画面をスクロールの少ない、見やすい表示に変えた。「HAKONE」「NIKKO」「FUJI」「OSAKA」「KYOTO」「KOBE」など人気都市の旅館ホテルを集めたエリアページも新設した。
日本、インド両政府は12月15日、「日印観光交流拡大のための共同声明」を発表した。主な合意内容は、(1)07年を日印観光交流年とする(2)渡航円滑化のため両国が査証(ビザ)発給手続きを早期に緩和する(3)05年に約16万人だった交流人口を10年に30万人、15年に50万人とする--など。 安倍首相と来日中のインド・シン首相が同日会談したことに関連するもので、両首脳が発表した「日印戦略的グローバル・パートナーシップ」に向けた共同声明でも、日印観光交流の促進について合意している。 観光分野の協議は、日本政府代表が国土交通省の柴田耕介総合観光政策審議官、外務省の渥美千尋南部アジア部長。インド政府代表はシン駐日インド大使。15日、都内で会談した。 インドは、IT産業を中心に高度経済成長を続け、巨大な消費市場としても注目されている。観光交流の潜在的な可能性は大きい。交流拡大に向け合意した両国間の事業展開は、(1)日本がインドの旅行博「SATTE2007」に、インドが「JATA世界旅行博」に出展(2)メディアや旅行会社の招請事業実施、映画ロケを活用した観光促進-など。