眼前に広がる皇居や東京の夜景を一望できるロケーションが売りの「KKRホテル東京」(東京都千代田区)。客室は高層階に全161室を用意。宴会場は大・中・小の13を取りそろえ、宴会や会議以上に婚礼で使われることが多いのが特徴だ。KKRとは国家公務員共済組合連合会の略称。 その同ホテルでは06年9月、菱電商事が販売している宴席表示システム「A・I Express」を採用した。以前使っていたモノクロ表示のシステムが老巧化したために買い換えたものだ。 宴席表示用が1階ロビーに2台、婚礼・宴会場がある10、11階に3台が置かれている。そのほか行灯用の10台と合わせて15台が稼動している。「せっかく入れ換えるのだから、より良いものを探していた」と同ホテル販売課長の伊藤剛氏。A・Iは、その期待に十分こたえているという。 A・Iは館内表示の管理用ソフト(婚礼・宴会システム)と表示用ソフト、ディスプレイの一元管理システム。婚礼宴会システム・データを一括取り込みにより、入力ミスがなく作業の効率化が図れる。宴席表示の余白部分にPR文や動画などを流せる機能もあり、ホテル・旅館のイベント告知などに有効に使える。 伊藤氏は「作業時間が半分になったうえ、何かあっても修正に時間がかからない。お客さまの要望に対して、臨機応変に対応できる」と評価する。「お客さまからも『館内が明るくなった』と聞いた。動画なども流せるので、目に留まりやすいようだ」とA・I導入のメリットを実感している。 この件についての問い合わせ先は、菱電商事(http://www.ryoden.co.jp)。
ニイタカが販売する塩素系除菌・漂白剤「ニイタカブリーチ」の出荷量が、例年より20%以上増加している。猛威を振るうノロウイルスの対策用品として需要が高まっているためだ。 ニイタカブリーチは、業務用で内容量が多く、コストが低く抑えられるのが特長。 旅館・ホテルがノロウイルス対策で使うには、始めに薬剤を250倍に希釈し、布に十分染み込ませる。この布で手すり、蛇口、ドアノブ、まな板など人が直接手を触れる場所を拭き、10分程度待って水拭きする。トイレなど汚染の可能性が高いところは、頻繁に洗浄を行えば効果が上がる。 ニイタカでは、旅館・ホテル向けにノロウイルス対策のマニュアルを作成し、配布している。掲示用の清掃マニュアルもある。 全国的なノロウイルスによる感染性胃腸炎の流行で、旅館・ホテルでも営業停止となる施設が相次いでいる。保健所などでは、ノロウイルスへの対策として熱湯消毒や次亜塩素酸ナトリウムを主成分にした塩素系漂白剤の使用を勧める。清掃や嘔吐物の処理時にもその使用を指導している。 問い合わせ先は、ニイタカ(大阪市淀川区新高1-8-10、TEL06-6391-6661)。