JALは18日、リクルートの国内宿泊予約サイト「じゃらんネット」と提携して、国内旅行のオンライン旅行商品「JALダイナミックパッケージ」を5月に発売すると発表した。JALホームページ、じゃらんネット、ヤフートラベルの各サイトで販売する。旅行企画・実施はJALグループの国内旅行会社、JALツアーズとなる。 JALグループが運行する1日約1000便の国内線と、じゃらんネットの契約宿泊施設約14500軒を利用者がサイト上で自由に組み合わせて購入する仕組み。 国内旅行ダイナミックパッケージは、ANAグループと楽天の共同出資会社、楽天ANAトラベルオンラインが06年10月に発売。ANAグループが運行する1日約900便の国内線と、楽天トラベルとANAセールスの契約宿泊施設約2万軒を自由に組み合わせて購入できる点を売り物にしていた。 楽天とANAは当時、お互いに他サイト、他航空会社とは組まない旨の取り決めを交わしたと言われており、JALの動向に注目が集まっていた。観光業界内部ではJAL、ヤフートラベル、JTBの3者が組むのではという見方が支配的だったが、JALとヤフートラベルがパートナーに選んだのはネット宿泊予約業界のもう一方の雄、じゃらんネットだった。
全市場対応型の「スーパーパッケージ」へと進化する――。JTBワールドバケーションズの伊藤正人社長は17日、海外パッケージツアー「ルックJTB」の2007年度上期商品(07年4~9月)の方向性についてこう語った。 FITも含めたあらゆる旅行市場に正対し、積極的な販売拡大を目指す。値段と品質の合理性、そして独自性、多様性、創造性を強化、消費者に対しては「快適」をキーワードに商品開発、提案を行っていく。 快適な旅の具体例は、一つはチケットレスチェックイン。これまでは、空港では旅行会社のカウンターへ行って航空券を受け取り、航空会社のカウンターでチェックインを行うのが標準的な流れだったが、これをノースウエスト航空指定コースでは成田、関空、中部空港でJTBカウンターに立ち寄る手間を省いた。 また、事前に希望の航空座席を押さえることができるほか、自宅で預けたスーツケースを現地のホテルで受け取る「手ぶらサービス」を一部のコースで開始する。 団塊世代に向けた商品開発や、インターネット販売に合った商品内容とオペレーションシステムの構築にも取り組む。 07年通期の販売目標は前年対比3・4%増の141万人に置く。
ソネットエンタテイメントグループのスカイゲート(東京都品川区)は11日、海外格安航空券・海外旅行・国内旅行の予約サイト「スカイゲート」(http://www.skygate.co.jp/)で、海外旅行のダイナミックパッケージを発売した。 商品名は「海外自由組立パック」。ダイナミックパッケージとは、利用者がサイト上で航空会社とホテルを自由に組み合わせ、パックツアーとして購入する仕組み。24時間いつでも即時予約、購入ができる。決済はカード行う。 海外自由組立パックでは、世界726都市、1万3千軒の中から好きなホテルを選べる。予約・購入は出発日の前日午後2時まで可能だ。 日本の旅行会社による海外旅行ダイナミックパッケージは、住友商事子会社のグローバルトラベルオンラインが05年10月に販売を開始。楽天トラベルも06年2月に始めた。JTBも今年2月に発売を予定している。
日本旅行は2月10日公開の映画「バブルへGO! タイムマシンはドラム式」(東宝配給)とのコラボレーション企画を行う。公開記念の試写会付き日帰りバスツアー、「Hanako」世代向けの東京夜遊びホテルステイ、「バブルな同窓会・セレブリティパーティー」の3つ。 バスツアーは映画公開前々日の2月8日限定。映画の舞台となった東京・六本木でのショッピングや、リニューアルオープンするディスコ「マハラジャ サルーン キング&クイーン」での90年代ダンスイベント参加、シンフォニー東京湾サンセットクルーズ乗船、試写会鑑賞などが付く。 ホテルステイは「マハラジャ―」の入場チケットとホテル宿泊をセットにした。 「バブル―」は映画のシーンにちなみ、撮影で使用されたヨットクラブでの貸切ディナークルーズパーティーとビンゴゲーム大会に宿泊をセットにしたプラン。海外旅行などの“豪華景品”が当たる。
近畿日本ツーリスト(KNT)はプライベートジェット機による米・ラスベガス旅行を大人2人、4千万円などで提供する旅行版〝福袋〟の抽選会を15日、東京・神田の本社で行った。 福袋は「プライベートジェット機で行くラスベガス7日間」(1組2人限定)のほか、100万円で行く「クラウンスイートに泊まる オキナワマリオットリゾート&スパ14日間」(2組4人限定)の2つ。「通常手配ではそれぞれ5千万円、200万円程度かかる」(KNT)ツアー。 とはいえ、高額であることに変わりはない。どれだけの申し込みがあるのか注目されていたが、ラスベガスは39通、沖縄は41通の応募があった。年齢構成は50歳以上が7割を占めた 抽選会にはラスベガス観光局日本代表の岡田恭輔氏が立ち会い、当選者を選んだ。その結果、ラスベガス旅行は広島市在住の女性、沖縄旅行は宇都宮市の女性と東京都目黒区の男性が射止めた。