日本旅行業協会(JATA)は2月27日、15回目となる「経営フォーラム」を東京都港区の東京全日空ホテルで開く。総合テーマは「リーダー決断の時 勝ち組産業になるために、守るもの・捨てるもの」。旅行業界の展望がはっきりしない今、旅行業経営者が選択と集中を明確にした「リーダーの決断」をスピーディに行うためのヒントを提示していく。 特別講演の登壇者は、トリンプ・インターナショナル・ジャパンを増収増益に導いた吉越浩一郎社長。「即断即決の経営」を演題に、経営者としてのビジョン、信条、日頃の実践を披露する。 旅行業経営分析の発表後、分科会では、「旅行業を価値創造産業へ進化させるには」「団塊の世代・アクティブシニアの深耕術を会得する」「『ニューツーリズム』と『地域密着型』で国内旅行・訪日旅行を喚起する」などの8課題について解決法を探っていく。夕刻には、登壇者と参加者による意見交換会も行われる。 参加対象はJATA会員会社の役員や役職者。参加費用は1人、1万5000円(国内賛助会員は2万円)。
経済産業省がこのほど公表した06年11月の第3次産業活動指数(00年=100、季節調整値)は109.2で、前月比0.3%低下した。業種別では、飲食店・宿泊業、情報通信業、金融・保険業などが低下。卸売・小売業、サービス業、運輸業などが上昇した。 飲食店・宿泊業は前月比2.1%減の106.6。これで2カ月連続の減となった。ただ、前年同月比では0.5%上昇した。 飲食店・宿泊業の内訳は、宿泊業が前月比4.1%減の95.7。このうち旅館が同6.5%減の79.9、ホテルが同0.6%減の121.8。旅館、ホテルとも減少だが、旅館の減少幅が大きい。 観光関係ではこのほか、旅行業が同4.8%増の98.3、公園・遊園地が同9.1%減の117.9、国内航空旅客運送業が同1.7%減の107.8、国際航空旅客運送業が同1.2%増の85.8、鉄道旅客運送業(JR)が同2.1%減の99.5。