JALはチャータービジネスを強化する。07年度は今年度比約100便増便、過去最大規模の800便のチャーター便を国内外に飛ばす。 チャータービジネスを国際線の新たな事業領域と位置づけ、運航便数、発着空港、就航都市を拡充し、新たな需要を開拓する。 例えば、アラスカについては夏季期間は成田、名古屋、関西、福岡の各都市から14往復運航する予定。8月下旬から9月中旬にかけてはアンカレッジとフェアバンクスへ乗り入れ、アラスカ縦断ツアーに合わせて運航する。
阪急交通社は1月30日、映画「マリー・アントワネット」の公開を記念したクリスタルハート商品を発売した。 「オーストリアとフランスの両政府観光局と共同で企画した特別商品」という。 コース名は「ウィーン・パリ世界遺産2都めぐりとシェーンブルン・ヴェルサイユ2大宮殿の旅」。マリー・アントワネットが王女時代を過ごしたシェーンブルン宮殿では40室すべてを巡るグランドツアーや、グロリアエッテでの皇帝朝食を味わうほか、ヴェルサイユ宮殿では通常のツアーでは訪れないプチトリアンも案内する。 出発日は4月6日~7月27日で、計16本設定する。料金は1人27万9800円から49万9800円。 映画は1月20日から全国ロードショー。
JR北海道は4月から札幌~旭川間で特急列車を期間限定で運転する。旭川は「旭山動物園」があまりにも有名だが、列車名もズバリ「旭山動物園号」とし、車体には動物園をイメージしたペイントを施す。ファミリー層を中心に観光客の人気を集めそうだ。 創立20周年を記念したもので、ゴールデンウイークや夏休み、週末を中心に、4月28日から68日間運転する。車両は4両編成(176席)で、全席指定、禁煙。 車体デザインは元旭山動物園の飼育係で、絵本作家のあべ弘士さんが担当。ホッキョクグマやライオンなど、動物の生き生きした姿が描かれるという。 運転に合わせ札幌~旭川間の往復特急自由席、旭川から動物園までの往復バス代、入園券をセットにした旭山動物園きっぷも発売する。値段は札幌発着で5500円、新千歳空港発着で7300円。
近畿日本ツーリスト(KNT)は1月24日、宿泊予約総合サイト、ステイプラス(http://stayplus.jp)を立ち上げた。旅館・ホテルからビジネスホテル、ペンション、民宿に加え、ウイークリーマンションなど幅広い宿泊施設をウェブや携帯電話で提供する。手数料は8%とした。サイト開設に合わせ、総額1千万円のオープンキャンペーンを開始した。 KNTによると、すでに約8千軒の宿泊施設と契約を済ませている。うち、旅館は半数程度。3月末には1万軒まで拡大し、初年度40億円の売り上げを目指す。 KNTが既契約宿泊施設から年間で預かっている客室と、ステイプラスに新規に投入する専用客室を合わせて販売することで「オンシーズンにも客室が提供できるため、予約が取りやすくなる」という。 また、ステイプラスのシステム上でKNTの宿泊商品も同時に検索できる機能を付けており、ステイプラス専用プランのほか、KNTの宿泊商品も購入できる。「お客さまの選択肢が広がる」と見ている。 今後は、人気宿泊施設へのキャンセル待ち機能や予約時期によって価格を変えることができるタイムセールス機能などを加えることで施設の稼働率向上を目指す。レンタカーなど交通手段の予約機能追加も視野に入れている。 一方、キャンペーンでは3月末までに会員登録をすると、抽選で200組400人に、200軒の中から好みの宿泊施設に泊まれる宿泊券を、1人1万円以上の宿泊をした会員の中から20組40人にソウル3日間の旅行をそれぞれプレゼントする。