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旅館・ホテル 第2410号《2007年2月24日(土)発行》  

一休ドットコム、伊豆の高級宿泊施設を独占先行販売
 一休ドットコムは20日、7月3日に伊豆の湯ケ島温泉で開業する小規模高級宿泊施設「ARCANA IZU(アルカナ・イズ)」の独占先行販売を始めた。

 一般開業の前に一休会員だけが宿泊できる特別プランを用意した。宿泊可能期間は5月20日から7月2日まで。宿泊プランの料金は2人で6万5千円から12万5千円(2人1室、1泊2食付、税・サービス料込)。

 全16室。ツインベッドを入れたスイートルームタイプで露天風呂付き。レストラン「ミクニ マルノウチ」で総料理長を務めた武井智春氏が、地産地消をテーマに相模湾、駿河湾などの海の幸を使ったフランス料理を提供する。「ホテルと旅館とオーベルジュのそれぞれのよさを取り入れる。おもてなしを大切にする"新スタイル旅館"になる」という。


森トラスト、横浜グランドインターコンチネンタルホテルの株をイシン・ホテルズ・グループに売却
 森トラストは20日、同社が保有する横浜グランドインターコンチネンタルホテル(YGIH、遠藤信幸社長)の株式(発行済み株式総数の78・68%)の50%をイシン・ホテルズ・グループのグループ会社、イシン・ヨコハマ・ホールディングスに売却する契約を締結したと発表した。

 森トラストは「イシングループとはイコールパートナーとして、長期的な視点でヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテルの経営に取り組んでいく」と話している。

 28日に株式譲渡を行う予定。譲渡後もホテルのブランドや運営形態は変更しない。
 競争力のあるホテルを目指す。「投資・金融面は両社が協議して共同で責任を持ち、同数の役員をYGIHに派遣する」としている。

 同ホテルは、インターコンチネンタルホテルズグループの日本初運営ホテルとして91年8月にオープンした。風をはらんだヨットの帆をモチーフにしたユニークなデザインが特徴。総客室数は600室で、宿泊可能客数は1200人。みなとみらい地区のシンボル的なホテル。

 同グループはヒルトン成田や京都ロイヤルホテル&スパなど22軒のホテルを所有している。今回の売却で、横浜への進出が実現する。


スターツ、上山田温泉・ホテル清風園の事業を継承
 上山田温泉(長野県千曲市)のホテル清風園を経営する清風園は、不動産事業やホテル運営を手がけるスターツ(本社東京)に事業を継承する。3月下旬の役員会で新役員を決定するが、館名などは変わらず従来通り営業する。

 地元紙の報道によると、誘客の中心だった団体客の利用低迷などが響き、売上高が減少。施設の維持費もかかるため、現在の運営会社では事業継続が困難と判断した。


京王プラザホテルが「カクテルアワード」開催
 京王プラザホテル(東京)は3月28日、バーテンダーが創作するカクテルを審査する「カクテルアワード2007」を開く。300人の客が味を審査。グランプリに選ばれたカクテルに投票した人に宿泊券などを贈る。


ホテル木暮、館内に喫煙室開設
新設されたホテル木暮のシガーラウンジ

 ホテル木暮(群馬県伊香保温泉)は10日、館内に110平方mのシガーラウンジ(喫煙室)を開設した。ロビーラウンジの全面禁煙化に伴うもので、「喫煙者と禁煙者の両方に好評を得ている」という。

 広々とした室内は、喫煙者を疎外するのではなく、優雅に、人目を気にせずゆったり喫煙してもらうための配慮をしている。外光を大きく取り入れたり、北欧チェアーを置くなどして、落ち着いて喫煙できる雰囲気を作っている。

 健康増進法の施行で、旅館など公共施設は他人のタバコの煙を吸わされる受動喫煙の防止が義務付けられた。ただ、大規模旅館におけるロビーラウンジの全面禁煙化は現実的に難しいとされている。同館の試みは分煙化推進に向けての好事例といえそうだ。

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