千葉県成田市は15日から、観光循環バスの運行を始めた。成田山新勝寺など観光スポットを巡るほか、成田空港に乗り入れ、トランジット客の“成田観光”も狙う。 バスは千葉交通が運行する。明治から昭和にかけ新勝寺~宗吾霊堂間を走っていた成宗電車をモデルにしたレトロバスを採用した。 JR成田駅を起点に、成田山門前や空港、イオンショッピングセンターなどを巡るAルート(1日3便)とBルート(同4便)の計7便を設定。運賃は大人200円、小児100円。1日フリー乗車券はそれぞれ500円、250円。 主要停留所では日本語のほか英語でも音声案内し、車内モニターでは日本語、英語、中国語、韓国語で案内表示する。また、外国人の乗車も予想し、成田国際高校の生徒やホームビジット協会らの協力を得て、バスの中で観光案内をする。
佐賀県武雄市はこのほど、海外旅行に出かける市民を観光大使に任命、特製名刺を渡し、旅行先で市の温泉や焼き物などをPRしてもらう取り組みを始めた。 観光大使を「がばい武雄インターナショナル宣伝隊」と命名。名刺には「唐津くんち」や佐賀市の「バルーンフェスタ」など、周辺観光地の写真が刷り込まれており、旅先で配ってもらい、「武雄市」の認知度を高め、観光客誘致に結びつける。 この制度は、これまで県の窓口で行われていたパスポートの申請や受け取りが、2月から市役所の市民課窓口に移されたのをきっかけに導入。パスポートの申請者、または既にパスポートを持っている人に名刺を提供する。名刺は英語、韓国語、中国語の中から選べる。
ハリウッド映画のテーマパーク、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは9日、新感覚のジェットコースター「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」=写真=をオープンした。 ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドは、浮遊感を持つメガコースターやハイパーコースターと呼ばれるもので、アジアでは初めての開業となる。さらに世界で初めて、搭乗中のBGMを選曲できるオーディオシステムを搭載。USJスペシャルバージョンとして作られた、人気アーティストのドリームズカムトゥルーの新曲「大阪LOVER」もBGMとして選ぶことができる。 全長1267メートル、最大勾配は59度で、最高時速は89キロに達する。所要時間は約3分。コースターの「ビークル」(乗り物)1車両は、横1列4人掛けの縦9列で定員は36人。1時間に約2千人が利用できるという。身長など利用者に制限がある。 8日に行われたプレスプレビューでは、ドリームズカムトゥルーの吉田美和さんと中村正人さんが来場。場内をパレードしたほか、特設ステージでオープニングセレモニーを行った。