旅館・ホテル、レストランなどの業務用商品を一堂に集めた第35回国際ホテル・レストラン・ショーが13日から16日までの4日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開かれた。国内外のメーカー、商社など841社、2204小間が出展し、業務の省力化、営業増進に貢献する最先端の商品を展示。期間中、9万1454人(前回9万3898人)が来場した。 主催は日本能率協会と、観光関係5団体(日本観光旅館連盟、国際観光旅館連盟、日本ホテル協会、国際観光施設協会、国際観光日本レストラン協会)。第28回フード・ケータリングショー、第7回厨房設備機器展も同時開催した。 展示商品は家具・インテリア、温浴・健康関連、ユニホーム、テーブルウエア、IT関連など、旅館・ホテルの営業にかかわる商品全般。 今回特に目立ったのは、省エネルギーの実現と環境に配慮した商品群。水道代と洗剤の量を大幅に削減する食器洗浄機、二酸化炭素の排出を削減する業務用冷蔵庫、食用油を循環再利用する精製機などに注目が集まった。 また食器洗浄用の強酸性電解水生成装置、自動泡石鹸供給装置、嘔吐物処理装置など、この冬大流行したノロウイルスの対策商品も目立った。 会場を訪れたホテル城山(神奈川県・湯河原温泉)の石田浩二社長(全旅連青年部副部長)は「毎年来ている。毎回ユニホームに注目して、パンフレットを必ず持ち帰るようにしている。衣類は流行り廃りが激しいので、新しいファッションを取り入れようと従業員の声も聞きながら考えている」と話していた。 次回は来年3月11日から14日まで、今回と同じ東京ビッグサイトで開催する。