キャセイパシフィック航空が香港への旅行需要喚起を目的に行うキャンペーン「香港逃避行2007」のイメージキャラクターに人気ファッションモデルの森泉さんが決まった。06年に続く2年連続の起用となる。 キャンペーンは4月1日から9月30日まで展開する。全国5都市の59社の旅行会社が「香港逃避行」パッケージツアーを造成、販売する。新聞広告、雑誌広告、インターネット広告の他、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌の5都市で地下鉄中吊り、駅貼りポスターなどの交通広告も展開する。旅行会社の店頭にポスターも張る。香港逃避行ウェブサイト内には森さんの香港逃避行ブログ(日記風ホームページ)も立ち上げる。 ツアーの参加者特典として、オプショナルツアーや食事などの割引クーポン券がついた「香港まるごと特典ブック」を用意。日本~香港間の往復航空券がキャンペーン期間中5組10人にあたるWチャンス特典も実施。 都内で15日に開かれた記者会見には、香港が大好きという“ちょい悪おやじ”タレントのパンツェッタ・ジローラモさんも応援に駆けつけた。
JTBは4月1日から9月30日まで、東京の魅力を再発見できるオリジナルバス「東京四季彩号」を運行する。企画商品「エースJTB」で宿泊商品を購入した人が100円で乗車できる。 4月初旬のコースは、桜の名所である隅田公園を訪れた後、浅草寺で参拝、午後に江戸城の本丸や皇居東御所などを見て回る内容。5月以降のコースは「明治の洋館と大名庭園」「明治神宮と堀切菖蒲園」「お台場クルーズ」「四谷怪談の古寺巡り」などをテーマにしている。 東京観光財団が実施してる「東京シティガイド検定」の合格者が同行し、東京の歴史や、名勝、旧跡を案内する。 販売目標人員は1760人。
阪急交通社は、東国原英夫知事の就任で注目されている宮崎県を巡る商品を発売した。「県観光連盟と共同で企画した新商品」という。 ツアー名は「そのまんま宮崎県12景めぐり3日間」。設定期間は4月19日~7月11日で、19本催行する。(1)2泊とも温泉地宿泊(2)宮崎地鶏のプレゼント(3)知事お勧めの県内12観光地を見て回る──などがポイント。 鵜戸神宮、青島、高千穂峡などの有名観光地に加え「県庁職員による県庁見学を盛り込んだ。もちろん業界初」と同社。出発地は羽田空港で、料金は5万9800円。
トップツアーは女性ファッション誌「マリ・クレール」の日本版(アシェット婦人画報杜)と共同でオリジナルツアーを企画、「マリ・クレールツアー」として販売する。最少催行人員は20人。 第1回企画はパリで、7月5日出発(4泊6日)する。「パリを知り尽くした編集部が企画を練ったこだわりの内容」(トップツアー)で、リピーターにも楽しめるものとなっているという。ドライバーが運転するシトロエンの名車「2CV」に乗って市内を観光する。 また、ツアー参加者全員にパリ美術館・博物館2日券や割引特典満載のパリシティパスポート・クーポン券、地下鉄乗り放題2日券のほか、マリ・クレールが1年間定期購読できるプレゼントも行う。 旅行代金は、1室2人利用で大人1人あたり29万8千円。その他詳細は「マリ・クレール」5月号に掲載する。
全国修学旅行研究協会(全修協、中西朗理事長)は19日、東京の九段会館で第6回修学旅行ホームページコンクールの表彰式を行った。大賞の文部科学大臣奨励賞は島根県隠岐の島町立西郷中学校が受賞。このほか高等学校、小学校の各部門賞と特別賞、入選が決まった。大賞の西郷中学校は、修学旅行先で自身のふるさと隠岐をPRする観光客誘致活動を行い、「修学旅行の狙いが明確で、ホームページの見せ方にも工夫がある」と高い評価を受けての受賞となった。 同賞は、小、中、高等学校が制作する、修学旅行の実施例を掲載するホームページ(HP)の中から、修学旅行の取り組み内容とHPの完成度について優れた事例を審査、表彰するもの。今回は昨年9月から12月まで応募を受け付け、合計514校(小学校51、中学校202、高等学校261)がエントリー。教育、旅行など各界の専門家による審査で賞を決定した。審査員には文部科学省、教育関係者ほか、近畿日本ツーリストの太田孝社長、観光経済新聞社の江口恒明社長らが名を連ねている。 大賞の文部科学大臣奨励賞に決まった西郷中学校は、関西へ3泊4日の修学旅行を行い、旅行先で生徒らが、自身が住む隠岐への観光客誘致に向けたPR活動を行った。 生徒は総合学習の時間で「ふるさと学習」として隠岐の観光産業を学習。地元の観光産業が低迷している現状を知り、「自分たちも何かできないか」と誘致活動に取り組むこととなった。 修学旅行や家族、若者、団塊の世代向け旅行を企画し、パンフレットを大阪の天神橋筋商店街で配布。このほか観光ポスターを作成して商店街で貼付を依頼したり、郷土芸能を上演するイベントを開催するなどした。 表彰式で西郷中学校の谷口桂介校長は「栄えある賞をありがとうございます。小さな島の中学生が、大きな偉業を達成したと、町を挙げて喜んでいます。子どもたちの大きな自信になりました」と受賞の喜びを語った。 このほかの受賞校は次の通り。 高等学校部門優秀賞=神奈川県立相模原高等学校▽中学校部門優秀賞=該当なし▽小学校部門優秀賞=横浜市立千秀小学校▽特別賞=京都府立須知高等学校▽入選=旭川大学高等学校、益田市立吉田小学校、垂井町立北中学校、神奈川県立大磯高等学校