北海道国際航空(ADO、札幌市、滝沢進社長)とスカイネットアジア航空(SNA、宮崎市、藤原民雄社長)は4月1日から、乗り継ぎサービスを開始した。「新規航空会社間では初めて」という。サービス開始に伴い、プレゼントキャンペーンも実施する。 両便を乗り継ぎで利用する場合、最終目的地までの航空券の予約、購入、搭乗手続き、手荷物預かりなどが可能になり、羽田での乗り継ぎが便利になる。 ADOは北海道~東京間に17往復、SNAは九州~東京間に18往復運航している
クラブツーリズムのバリアフリー旅行センターは8月、障害のある子供たちと健常児たちが自然の中でふれあうイベント「キッズキャンプ2007in河口湖」を行う。 タレントの清水国明さん(=写真)が経営する河口湖「森と湖の楽園」で、鳥の巣箱作り体験、カヌー体験、アウトドアクッキング、キャンプファイヤーなどを行う。「町でもキャンプ場でも車いすが当たり前の風景になるまでずっと続けたい」(清水国明さん)。 現地集合、解散で、定員は400人。親子参加が前提。日程は8月27日からの1泊2日と2泊3日の2コース。旅行代金は2万9千円から。
海外旅行ダイナミックパッケージのグローバルトラベルオンライン(GTO)は3月26日、ゴールデンウィークのツアー「アシアナ航空チャーター便で行くソウル3日間」を発売した。GTOがチャーター便利用の募集型企画旅行を行うのは初めて。 設定は4月28日発、5月3日発、5月4日の3本。旅行代金はそれぞれ4万5千円、4万9千円、4万5千円。定員は各設定日34人。宿泊はホリデイインソウル。 アシアナ航空便を数社の旅行会社でチャーターする。出発便は羽田05時15分発、ソウル(仁川空港)07時25分着。帰国便はソウル(同)01時40分発、羽田04時00分着。
阪急阪神ホールディングス(HD)は3月26日、07年度から6カ年の中期経営計画を発表。旅行・国際輸送については来年4月をめどに事業再編を行う方針を打ち出し、最終年度12年度には営業収益1002億円(06年度予想は913億円)、営業利益62億円(同45億円)の目標を掲げた。 旅行部門では「特徴ある商品開発による高付加価値商品の拡充」を基本方針に、①消費者の支持獲得に向けたお客さま満足度の向上(品質管理、CRMの徹底)②販売力の強化(ブランドマネジメントの徹底、企画旅行商品や法人顧客への販売強化)③コスト削減による利益拡大のための基盤整備(仕入れ部門の整備・強化や後方・管理部門の構造改善)――などの事業を展開する。 事業再編については、阪急交通社が旅行、国際輸送の両事業を統括する中間持株会社に移行。新たに、阪急交通社の旅行部門を承継する会社②阪神電鉄の旅行部門を承継する会社――など4事業会社を設立、中間持株会社の傘下で「並列の関係で事業を営む形態に再編する」としている。
近畿日本ツーリスト(KNT)とNEXCO中日本は、特典を付けた宿泊プランを期間限定で発売している。2人以上で利用すると、1人代金が1万円になり、周辺観光施設の入場券も付けた。 ETC限定で高速道の通行料が割安になる「甲斐の山々 風林火山の里めぐりETC2DAYSパスポート」の発売を記念して売り出した。同パスポートは両社が共同で商標登録を出願中だ。 商品名は「そくやど風林火山の里めぐり、1万円ポッキリプラン」。石和温泉泊の場合、風林火山博、風林火山館などの入場券が、河口湖温泉博では富士急ハイランドの入場券が付く。4月2日から12日までの、月・火・水・木曜日宿泊となる。 旅館は石和が華やぎの章慶山、ホテル石風、河口湖ではホテル美富士園、湖のホテル、山岸旅館から選ぶことができる。 NEXCOが運営するサイト、高速日和からKNTの予約画面にアクセスして申し込む。 両社は「今後も行政、地域関係者とタイアップし、地域特色を生かした宿泊プランを企画していく」と話している。
日本ツーリズム産業団体連合会(TIJ、舩山龍二会長)と早大商学部は寄付講座を開講することで合意した。4月12日から授業を始め、講師には国土交通省の柴田耕介総合観光政策審議官のほか、鉄道、航空、旅行業などのトップが務めるなど、豪華な講師陣となった。 3月19日、舩山会長が早大を訪問し、横田信武商学部長と覚書を交わした。 講義は07年度春学期(4月12日~7月5日)に形10回実施。聴講学生は全学部を対象とし、500人程度になる。柴田審議官は4月19日、「日本の観光政策の課題と方向性」をテーマに話す。以後、加賀見俊夫オリエンタルランド会長兼CEO、大塚陸毅JR東日本会長、新町敏行JAL会長、中村裕ロイヤルパークホテル社長、舩山会長らが講師を務める予定。 TIJは「他の観光関連大学・大学院との連携も視野にいれ、産学連携事業を強化していきたい」と話している。