JTBは、沖縄県の観光産業の発展を支援し、着地型の新しいビジネスモデルを構築する体制を整える。4月1日に「沖縄事業開発委員会」(委員長・深川三郎JTB常務執行役員)を発足させた。 「沖縄の魅力を、JTBのグローバルネットワークを通じて日本国内のみならず世界へ発信し、沖縄の入域観光者1千万人の実現をグループ総力を挙げて支援する」と同社。具体的には、着地型コンテンツと販売チャネルの開発▽情報発信のための総合ポータルサイトの構築▽外国人観光客の誘客▽シニアマーケットなどを対象としたロングステイ事業▽リゾートウエディング――の取り組みを進める。
JTB首都圏(東京都品川区、石川尅巳社長)は3月22日、JR横浜駅西口に「トラベルゲート横浜」をオープンした。これに先立つ同20日には報道関係者などを対象に内覧会を行った。同店は各フロアごとに専門性を持たせた総合店舗で、JTBグループ内では最大の店舗となる。07年度は80億円の取扱高を目指す。 1階は海外旅行フロア、2階は国内旅行フロア、3階はロイヤルサロン横浜、4階はウエディング&ハネムーンフロアとなっている。 2階の国内旅行フロアには「神奈川&横浜情報局」を設置、近隣の観光情報を集められる。『るるぶ』などの観光情報誌を100冊ほど閲覧できるほか、全国各地の観光パンフレットも見ることができる。パソコンも2台設置し、自由に情報検索できる仕組みを整える。 4階ではブライダル関連のすべての相談ができる。リゾートウエディングやハネムーンといった旅行にかかわる相談だけでなく、150デザインものドレスが試着できる。ウエディング会社の社員が常駐し、アドバイスも受けられる。 22日の開店から4月4日まで、同店では毎日「ハワイデー」といったお楽しみデーやセミナーなど様々なイベントを実施。田口昇同支配人は「旅の相談だけでなく、『ここに来れば何か楽しいことがある』と多くのお客様に思っていただける店舗づくりを目指す」と意欲を見せた。