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旅館・ホテル 第2416号《2007年4月14日(土)発行》  

淡路島国際ホテルアレックス、ニューアワジに売却
 兵庫県洲本市の淡路島国際ホテル・アレックス(加茂繁雄社長)は同ホテルの土地、建物をホテルニューアワジ(木下紘一社長)に売却した。ニューアワジは子会社を設立、6日から営業を再開した。

 アレックスは36年に旅館「三熊館」を譲り受けて創業。90年に現在の社名になった。90~91年に約38億円をかけて、木造2階建ての旅館を鉄筋の建物に増改築し、規模を拡大。しかし、バブル経済の崩壊や95年の阪神淡路大震災などで宿泊客が減少。ピーク時に年間約24億円あった売り上げも、06年12月期には約10億円まで減少した。

 加茂社長はこれ以上の経営は無理と判断、木下社長に売却を打診。アレックスが所有する本館と別館延べ約1万5900平方メートルと土地約4600平方メートル、社員寮などをニューアワジに売却することが決まり、3月末に契約を結んだ。

 アレックスの役員は退任、社員約70人は再雇用し、新体制で臨む。


山代温泉・瑠璃光がグループプランを設定、タイトルは「悠福な宴」
グループプラン「悠福な宴」

 瑠璃光(石川県山代温泉)は10人以上のグループプランとして「悠福な宴」を開催している。

 食前酒は白山の天然水を使用した自家製のサンザシ酒。地元で採れた野菜や北陸の海の幸を盛り込んだ料理が並ぶ。メーン料理は牛ロース鉄板焼きに加え、さらに(1)舟盛り(2)あわび温泉せいろ蒸し(3)かに姿盛り──の中から一品を選ぶことができる。また、山代温泉発見のきっかけとなった一羽のからす伝説にちなんだ、イカスミを使用した特製からすうどんも好評だ。

 同プランの利用特典として(1)カラオケサービス(2)カラオケルーム利用料半額(3)40人以上の団体には太鼓ショーのサービス  がある。夕食日帰りプランもあり、歓送迎会や同窓会などに便利だ。

 同プランは7月31日(4月29日~5月5日除く)まで。1人1泊2食付1万2600円、夕食日帰り8400円(サービス料、消費税込、入湯税別)。


ジャパニーズ・イン・グループ、総合パンフレットを発行
 ジャパニーズ・イン・グループ(飛田克夫会長=東京・旅館浅草指月)はこのほど、会員旅館・ホテルを紹介する総合パンフレットの最新版=写真=を発行した。

 80軒の会員について、施設内容、所在地、料金などを写真と地図を交えて、英文で紹介。外客が宿選びをするのに便利な内容となっている。

 また共同浴室の使い方や畳、布団、浴衣の説明も英語、中国語、韓国語の3カ国語で明記している。


国観連、旅館の魅力を英語で紹介
美しいカラー写真で旅館を紹介

 国際観光旅館連盟(佐藤義正会長)はこのほど、日本旅館の魅力を日英2カ国語で紹介した「伝承の美PartV・日本旅館」を発行した。併せて、会員旅館を英語で一覧にした「RYOKAN LIST2007」を作成、1150軒を網羅したもので英語表記の旅館リストとしては最大の収録数という。2冊をセットにして外客誘致に向けた宣伝事業に活用する。
 
「伝承の美PartV・日本旅館」は、AB判でオールカラーの88ページ。日本宝くじ協会の助成金を受けて製作したもので、今回が第5号にあたる。写真を中心に、日本の四季や伝統行事、日本旅館の魅力、旅館の基礎知識などを紹介した。

 「RYOKAN LIST2007」は、A4版でモノクロ158ページ。会員旅館の中から特に外客受け入れに積極的な1150軒を紹介。旅館名や地域名、各種データを英語で表記。所在地域名は、市町村、温泉地、観光地名で320地域に分類した。

 旅館データにはURLやメールアドレス、決済カード情報、温泉情報、料金帯などのほか、欧米客に配慮し露天風呂付き個室の有無も紹介した。

 国観連では、各1500部ずつを国際観光振興機構(JNTO)の海外事務所を通じた宣伝事業、ビジット・ジャパン・キャンペーン事業などに活用してもらう考えだ。

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