JR西日本はディスカバーウエストキャンペーンの一環で、歌手の谷村新司さんが監修した駅弁「風(かぜ)の暦(こよみ)弁当」=写真=を20日から、JR広島駅の5つの店舗で発売する。JRグループの物販飲食事業会社、JRサービスネット広島との共同企画。製造はむさし。 同キャンペーンでは、JR西日本と中国5県、同地域の観光関係者が協力して、首都圏をはじめとする大都市圏からの観光誘客を図っている。弁当は中国地方の新しい食の魅力となる企画した。 谷村さんは、キャンペーンソング「風の暦」を作詞作曲し、歌っている。包材には谷村さん直筆のサインを印刷。弁当の中身は瀬戸内を中心とした中国地方の観光地をイメージできる食材をふんだんに用いて作った。 季節感を重視し、四ごとに旬の食材を用いて変更していく予定。包材も中国地方の四季をイメージしたデザインにする。環境に配慮し、容器包装には竹や紙を使用し、プラスチック類は使わなかった。価格は1500円。1日50個の限定販売。購入者には、中国地方の観光情報を掲載したリーフレットを渡す。
全日本空輸(ANA)とスターフライヤー(SFJ、北九州市、堀高明社長)は6月から羽田~北九州間で共同運航(コードシェア)することで合意、12日、国土交通省に申請した。SFJは昨年3月に同路線を就航したが、搭乗率は思うように上がらず、ANAの知名度と販売力を生かし、集客力を高める。 ANAが北九州に就航するのは83年以来。「SFJ便にANA便名を付けることにより、ANAのネットワークに羽田~北九州線が加わる」と歓迎する。コードシェアは1日10往復(20便)で、20日から予約を受け付ける。 6月1日からは羽田第1ターミナル、北九州空港のSFJカウンターに自動チェックイン機を配置する。また、両便を乗り継ぐ場合、最終目的地までのチェックインと手荷物預かりをできるようにする。
JTB西日本は5月11日、宮崎県内の観光名所や県庁を訪れる関西発の企画商品「そのまんま南九州」を発売する。パンフレットには東国原英夫知事の歓迎メッセージを掲載して、宮崎県への旅行をアピールする。 「宮崎県から地域活性化のために旅行商品をという話があり、今回の発売となった」と同社。 コースは3日間で、東国原知事で一躍有名になった宮崎県庁の近くで昼食をとり、指宿温泉では黒豚や黒毛和牛など黒にこだわった「黒会席」を追加注文できる。販売目標は500人。
トップツアーは山梨県のワインをテーマに、現地発着で日帰りでも気軽に参加できる「山梨ワインの旅」を発売した。日帰りツアー特有の慌ただしさをなくし「ゆったり、じっくり、美味しくをコンセプトにした」(同社)。ワイン通をターゲットに1千人の集客を目指す。 じっくり見学できるようにワイナリーに最低1時間滞在でき、人数は1コース最大でも16人と絞った。ランチも付ける。 地元の協力を得て個性あるワイナリーや老舗のレストランなどを厳選、「ワイン通はもちろん、ワインについて見識がない人も楽しめるよう、こだわりの4コースを用意した」という。その1つ、「はじめての勝沼コース」はワイナリーとワイン豚のバーベキューが楽しめ、旅行代金は4人参加の場合、1人4400円から。ツアーにはタクシー代金、昼食、ワイナリー案内などが含まれている。 行程はすべて地元のタクシーで回るのでプライベートな旅行気分を楽しめる。 設定期間は、4月25日から9月30日まで。7月以降は季節に合わせて内容を変えていく。ウェブ販売サイトBONVOYAGEでも取り扱う。