国土交通省は「ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)台湾観光親善大使」に台湾の人気女優、頼雅妍さん(ライ・メーガン)を任命、台湾からの誘客拡大を目指す。冬柴鐵三国土交通・観光立国担当相は4月26日、大臣室で頼さんに任命書を手渡した。冬柴大臣は、台湾の観光客に人気の能登観光の宣伝を依頼、地震による風評被害の払しょくのPRにも努めた。 任命式で冬柴大臣は「外国人客のうち台湾からの観光客が約9割を占める能登半島で3月に大きな地震があったが、空港は翌日から通常通り、有料道路も全面的に開通、休業中していた一部の旅館も営業を再開する。能登への観光をアピールしてほしい」と依頼した。 日本を訪れる台湾の観光客が台湾の免許で車を運転できる道交法の改正案が今国会で審議中であることも説明した。 頼さんは「親善大使に選ばれたことは大変に光栄です。日本の良さをもっと伝えていきたい」と堪能な日本語であいさつした。 昨年まで親善大使を務めた林志玲(リン・チーリン)さんは、名誉親善大使として引き続き観光PRに協力していくことになった。