四季リゾーツは7日、NASPAニューオータニなど6施設と新たに契約したと発表した。 既存旅館ホテル5軒と送客の提携をしたほか、大手企業の健康保険組合から保養所1軒の経営を受託した。提携した5軒は「NASPAニューオータニ」(新潟県湯沢町、全232室)と「ホテルよしの」(石川県片山津温泉、全44室)、「北川温泉ホテル」(静岡県東伊豆町、全40室)、「ホテル清風荘」(鳥取県皆生温泉、全65室)、「湯本ハイランドホテルふじ」(山口県湯本温泉、全49室)。各宿から1日最低5室の客室提供を受け、「365日いつでも1泊朝食付5250円」の四季倶楽部シリーズとして販売する。手数料は「予約配信料」の5%。 経営受託した保養施設は、「四季倶楽部 箱根星の家」(神奈川県箱根町、全6室)の名称で四季リゾーツの直営施設として運営、販売する。 同社の国内契約施設はこれで直営17施設(197室)、送客提携70施設となった。
宿泊施設を備えたレストランである「オーベルジュ」を国内で経営するオーナーやシェフらをメンバーの中心とする、国内初の日本オーベルジュ協会(東京都千代田区)が4月25日に発足した。15会員。会員同士が共同で宣伝活動など行い、日本でのオーベルジュの認知拡大と発展を目指す。 理事長には、勝又登氏(オーベルジュ オー・ミラドー、神奈川県箱根町)が就任。理事にはぐるなび社長の久保征一郎氏も名を連ねる。勝又氏は「施設同士の交流と同時に、地域振興への協力や地元に根付いた日本古来の食文化の伝承などにも尽力したい」と抱負を述べた。 地方や郊外に位置し、宿泊施設を兼ね備えたレストラン形態であるオーベルジュはフランスが発祥。 日本では20年ほど前から見られるようになった。同協会によると現在全国に約160軒のオーベルジュがあるが、その形態は様々。温泉を備えるものや日本料理を提供するといった、日本独自のスタイルを持つ施設もある。 同協会ホームページはhttp://japan-auberge.org/index.htm
全国旅館生活衛生同業組合連合会(全旅連)は4月23日、能登半島地震で被害を受けた石川県を訪問。見舞金を手渡すとともに、現地の実態調査を行った。 訪問したのは佐藤信幸次期会長(山形県・日本の宿古窯)と大木正治副会長(愛媛県・ホテル葛城)。一行は石川県旅館業生活衛生同業組合(安藤精孝理事長=かなや)を訪れ、各県旅館組合から集めた第1次見舞金150万円を手渡すとともに、県内の状況について話を聞いた。現地では風評被害を懸念しており、全旅連では6月6日に開かれる全国大会で参加者から義援金を募ることも検討する。 一行はさらに、輪島温泉観光旅館協同組合(的場明司理事長=ホテル高州園)、和倉温泉旅館協同組合(大井徳秀理事長=天空の宿大観荘)などを訪問した。