東武鉄道はこのほど、尾瀬へのハイキングに便利な臨時夜行列車「尾瀬夜行23:55(ニーサン・ゴーゴー)」を6月8日から10月12日までの金・土曜日を中心に21本運転すると発表した。 同列車は民鉄唯一の夜行列車で、浅草駅を23時55分に出発、終点の会津高原尾瀬口駅(野岩鉄道)から連絡バスに乗り換え、尾瀬の北の入り口である沼山峠に6時10分に到着する。「日帰り旅行にも便利」と同社。 6両編成のうちの1両は女性専用車にあて、女性客が安心して利用できるようにした。チケット購入者には東武トラベルからオリジナル空気枕をプレゼントする。 また、今シーズンから、帰りに大清水駅から新宿駅と東京駅への高速バスを利用するプランを発売する。 運賃・料金は往復用の尾瀬~鬼怒川ルートパスの場合、浅草発着で大人8820円、子供4410円。
JTBは5月21日、「第3回交流文化賞」の募集を開始した。同賞は、地域に根ざした持続的な交流の創造と各地域の魅力の創出、地域の活性化に寄与することを目的とするもの。地域(観光地)の組織、団体を対象とした「交流文化賞」と、一般の旅行者を対象とした「交流文化体験賞」の2部門で構成する。 交流文化賞は、国内外を問わず、旅行者を受け入れる地域として、地域固有の魅力の創出、地域活性化、双方向の文化交流など、一過性のイベントではなく、持続可能な観光を創造したオリジナリティのある取り組み事例を表彰する。最優秀賞1作に賞金100万円を、優秀賞2作に賞金50万円を贈る。 観光振興、地域活性化の貢献度が審査基準。「受賞作品の商品化も検討し、地域の魅力を全国に発信していく」(JTB)。 交流文化体験賞では、国内外を問わず、旅行者が実際に体験した「人、地域、文化との交流」を題材にした体験記を募集する。最優秀賞1件は賞金20円、優秀賞2件は賞金10万円。 両賞の締め切りは10月31日。詳細はJTB交流文化賞事務局(TEL03・5299・4005)。
JTB関東は、山梨県・清里高原での「卒煙ツアー」を発売した。禁煙セラピーに関して全世界で実績のあるアレン・カー・ジャパンと共同で開発した。 アレン社グループは、全世界で年間4万5千人の禁煙セラピーの受講者があり、成功率は95%を超えるという。その禁煙希望者から「翌朝が心配」「リラックスできる環境で」といった要望もあって、今回のツアーが企画された。 実施日は6月16、17日の一泊2日。料金は6万8千円。東京からの行きのバスは喫煙可能だが、帰りは禁煙。
JALは22日、国内のオンライン旅行商品「JALダイナミックパッケージ」を始めた。1日1千便のJALグループ国内線とリクルートが運営する「じゃらんnet」の宿泊在庫を、利用者がサイト上で自由に組み合わせた上でパックツアーとして購入できる。旅行業法上の旅行企画・手配はJALツアーズが担当する。 JALホームページで発売した。じゃらんnetと「YAHOO!トラベル」でも順次販売する。 国内旅行ダイナミックパッケージは、ANAグループと楽天の共同出資会社、楽天ANAトラベルオンラインが「ANA楽パック」の名称で06年10月に発売しているが、販売窓口は「楽天トラベル」のサイトに限定されている。