ANAと楽天トラベルは1日、企業向け法人手配業務で業務提携すると発表した。両者の法人向けサービスをシステム接続で相互利用できるようにする。7月2日に稼働する。 ANAの出張手配システム「ANA@desk」と楽トラの一括精算サービス「Racco」を接続する。両社の法人顧客は、航空券予約と宿泊予約が同時に可能になる。後払い一括精算もできるようになる。対象企業は、ANAセールスグループと楽トラの法人契約企業。 ANA@deskの契約企業数は約2万社。ANAの国内航空券販売の約15%を占める。一方、Raccoは契約企業数では約300社と少ないが、予約できる宿泊施設数は約1万軒にのぼる。
夏休みの思い出を絵日記に──阪急交通社は夏休みの国内旅行キャンペーンの一環として、ツアーに参加した子供に絵日記を書いてもらい、優秀作品を表彰する企画を始めた。昨年、中部地区で実施したが、好評だったため全国展開に踏み切った。 全国各地出発の50コース(主にファミリー向け商品)が対象で、期間は7月13日~9月2日。応募用紙はツアー中に配布し、係員が回収する。書き切れなかった場合はツアーの企画・販売部署まで送ってもらう。小学生を中心に作品を募る。 応募作品の中から抽選で1千人を選び、「表彰状と地域限定のお菓子などをプレゼントする」と同社。優秀作品は会員誌にも掲載する。
日本旅行は5月30日、インターネット版「全国車いす宿泊ガイド」(http://www.zensekiren.jp/guide/)での宿泊予約サービスの提供を始めた。 同ガイドは全国脊髄損傷者連合会が発行。車いす使用者が利用できる設備が整備された全国の宿泊施設のバリアフリー情報を掲載している。84年から書籍として発行してきたが、今年2月から無料のポータルサイトに移行した。 サイト利用者は最新のバリアフリー情報を取得できるほか、日本旅行の予約システムを経由して、宿泊予約がサイト上で完結できるようになった。 スタート時は掲載施設の約4割で予約サービスを提供。今年度末までに全国200施設の参画を目指す。
JTB関東などは、トキの野生復帰を支援するプロジェクトを立ち上げ、趣旨に賛同する法人サポーター会員を募っている。大きなムーブメントにして、トキの野生復帰の環境づくりをさらに進めたい考えだ。 プロジェクトは、トキの野生復帰連絡協議会の会員である里地ネットワーク、ソニー・ミュージックコミュニケーションズと共同で構成した。来秋に予定されているトキの野生放鳥のために、餌場であるビオトープの整備が必要なことから、協賛会員を集める。 最終的な目標である15年に60羽のトキが佐渡の自然の中で人と共生する環境作りを実現するためには、80ヘクタールのビオトープが必要だという。 法人サポーター会員は年会費200万円で、ビオトープ作りのツアーが特別価格となるほか、オフィシャルポスター・マークなどが提供される。
JR東日本「大人の休日倶楽部」とクラブツーリズムは26日、共同企画商品「夢空間・北斗星トレインクルーズ」をそれぞれの会員に向け、限定発売する。旅行代金は1人25万円から50万円。 ツアーは上野駅発着の5泊6日。全室個室寝台の特別列車「夢空間・北斗星」号を特別運行する。1泊目と5泊目に車中泊する。 夢空間は通常ダイヤでは運行しない豪華車両。ダイニングカー(食堂車)とラウンジカー、3室の個室寝台車両を北海道への寝台特急北斗星号に連結して運行する。運行ルートも通常の東北本線ではなく、往路は上越線、羽越線経由、復路は常磐線経由とすることで、車窓から夕日の沈む日本海や朝の太平洋を臨めるようにした。 道内は、札幌、層雲峡、知床などをバスと列車で周る。宿泊は2泊目が層雲峡温泉(ホテル大雪または朝陽亭)、3泊目が阿寒湖温泉(あかん遊久の里 鶴雅)、4泊目が来年7月に北海道洞爺湖サミットの会場になる洞爺湖温泉(ザ・ウィンザーホテル洞爺)。JRタワーホテル札幌内「ミクニ・サッポロ」では本格フレンチの昼食を楽しむ。 9月2日出発から10月7日出発まで9本設定。募集人数は各回限定70人。ツアー詳細は大人の休日倶楽部とクラブツーリズムの各会報誌で発表し、会員限定で募集する。