西日本高速道路(大阪市、石田孝会長)は19日、大阪市のホテル阪急インターナショナルで、高速道路自動料金支払いシステム(ETC)普及促進キャンペーン「ETCで走ろう会」を7月2日から西日本エリアで実施すると発表した。 同キャンペーンは、ETC車載器本体を先着2万台に無料で提供。近畿、中四国、九州、沖縄などの事業エリア2府22県の居住者が対象で、指定のクレジットカードに新規入会することが条件。取り付け費用は自己負担となる。9月30日まで実施する。来年3月には同高速のETC利用率を5%アップの70%を目指す。 イメージキャラクターに女優の藤原紀香さんを起用。藤原さんは「ドライブに行くならどこへ」との記者からの質問に「昔から家族とよく行った有馬温泉に行きたいですね」と笑顔で答えた。また、ETCの時間帯割引やポイントが貯まるマイレージサービスなどに触れ、「ETCは便利なだけでなく、お財布にも環境にも優しい。この機会にぜひ」とPRした。
日本旅行はこのほど、6月16日に公開された映画「ラストラブ」とのコラボレーション企画を発売した。 「ラストラブ」は田村正和が14年ぶりにスクリーンに登場する話題作。横浜とニューヨークを舞台にした“大人のラブストーリー”。 プランは映画のロケ地となった横浜のジャズバーで特典が受けられるほか、港町横浜の散策に便利なレンタサイクルのクーポン、「スカイスパYOKOHAMA」の割引クーポンなどが付いたホテルステイプラン。10月31日までの設定で、2人1室の場合ひとり6700円から、シングルステイは8800円から。 映画のロケ地になったナイトクラブや、横浜の主要観光地、東京お台場を巡る日帰りバスツアーも催行する。
日本外航客船協会(約80会員)は15日開いた通常総会で、松平誠副会長(郵船クルーズ社長)の会長就任を決めた。20日付。 松平 誠氏(まつだいら・まこと)慶大卒、69年日本郵船入社。99年郵船クルーズ取締役。専務を経て05年から社長。東京都出身、60歳。
日の丸リムジングループとJTBグループはこのほど、日の丸リムジンが所有する2階建てオープンバス「スカイバス」を利用した周遊ツアーを造成、全国展開すると発表した。運行地は札幌、那覇、仙台の3カ所。 両グループは昨年提携を結び、今年の全国展開に先立ちJTB北海道と日の丸リムジンを中心にした「スカイバス札幌まちづくり実行委員会」を設立、昨年6月末から8月末の2カ月にわたり札幌で周遊ツアーを実施した。「観光客だけでなく札幌市民からも人気を得た」(JTB北海道)という。 事業の特色は、日の丸リムジンはスカイバスを提供するものの、実際の運行は地元のバス会社が行う点。また、地元業者や観光協会などと連携して「実行委員会」を設立し、事業を実行委員会がすすめる点も特徴だ。地域を巻き込んだ協業により、地域ブランドの向上や地域振興も目指す。 両グループでは今年、6月16日から運行を始めた「スカイバス札幌」に続き、10月には「スカイバス那覇」、11月には「スカイバス仙台」の運行を計画している。「スカイバスは外国人の方も乗車するが、日本人の方、特に地元の方も楽しめる。普段とは違った目線で町を眺められるのが売り」(日の丸リムジン)。都市型観光の新たな目玉となるか、注目される。