三菱電機エンジニアリングは、ペルチェ冷却方式を採用し、ホテルの客室に最適な収納性と静音性を実現した「40リットル電子冷蔵庫」を9月1日から発売する。ビジネスホテル向けの25リットルモデルとの差別化を図り、主にシティやリゾートホテルに提案する。 ペルチェ素子を2基搭載したことで40リットルという庫内容積でも効率的な冷却能力を発揮する。庫内5面すべてをフラットにし、さらに高さ調整が可能な棚と庫内面の2段ドアポケットを採用するなど、収納にも効率的な設計を施した。「さまざまなボトル類の収納が可能」(同社)。 16デシベルという低運転音も特徴だ。コンプレッサー方式の冷蔵庫とは異なり、起動音や振動音がなく静かで安定した運転を保つ。 庫内温度を約7度に調整する「節電モードダイヤル」で、約5度の通常運転時と比べて約20%の節電が可能。さらに、アルミ製内箱を採用した同社独自の「輻射5面冷却方式」で、直冷式・ファン式と比べ庫内が乾燥しにくい保湿冷却を実現した。 庫内がフラットなので掃除が簡単といった特長もある。 高級感のあるハイグレードデザインとして、パールホワイトと木目調の2色を取りそろえた。 庫内照明にはホワイトLEDを採用している。ボトル類を明るく清潔に演出する。 オプションで、スライドヒンジ(家具と冷蔵庫の扉を連動)とドアロックキーを用意している。 この件についての問い合わせ先は、三菱電機エンジニアリング・東日本営業所(TEL03・3288・1783)。
観音温泉(静岡県下田市)の飲泉水「飲める観音温泉」。地下600メートルから湧く強アルカリ単純泉をそのままペットボトルに詰めた。 水質の良さには定評がある。高級フランス料理「トゥールダルジャン東京店」(ホテルニューオータニ内)はこの水を「スミ」の名称で客に提供している。飲める観音温泉は、伊勢丹が首都圏で展開する高級食材店「クイーンズ伊勢丹」でも販売されている。 主な特徴は「硬度0.7の超軟水、pH9.5強のアルカリ泉」ということ。硬度が低い水は飲みやすく体に優しい。 ちなみにミネラル水の有名ブランドでは、エビアンが「硬度291、pH7.2」、ヴィッテルが「硬度307.1、pH7.5」、ボルヴィックが「硬度60.8、pH7.0」、クリスタルカイザーが「硬度37.6、pH8.0」となっている。pH7.0が中性だ。 現代の食生活は肉類や脂質などの酸性食品に偏りがち。体内の酸化は老化や生活習慣病につながると言われている。飲泉でアルカリ分を補給することで体内のpHバランスを保つことができる。 「(単純温泉の飲泉は)無味無臭でくせがなく飲みやすい。胃腸に作用し消化を助ける。アルカリ性単純温泉の飲泉は、血中の尿酸を尿から排出して尿酸値を下げるので、痛風などに効果的」(石川理夫著『温泉法則』、集英社新書)。 詳細は、観音温泉飲泉ショップ(http://www.takinogawa.net/index.html、TEL0120・01・9994)まで。