全国旅館生活衛生同業組合連合会(全旅連)の「お宿親善大使」を務める卓球の福原愛選手が2日、東京の全旅連本部を訪れ、佐藤信幸・全旅連会長(山形県・日本の宿古窯)、野沢幸司・全旅連厚生部会長、シルバースター部会長(新潟県・ホテル小柳)と会談した。おなじみのスポーツウエア姿で登場した福原選手は、来年の北京五輪でのメダル獲得を期待する両氏に対し、「がんばります」と笑顔でこたえた。
福原選手は、親族が秋田県で旅館を経営している縁もあり、昨年から「お宿親善大使」に就任。全旅連のシルバースター(人に優しい宿)登録制度と、全旅連青年部が推進する「こども110番の宿」のポスターに登場し、両制度の普及に一役買っている。
福原選手は昨年10月12日の大使就任記者会見に続き、2度目の全旅連訪問。佐藤会長は「ポスターに登場いただき、また全旅連の全国大会にもメッセージをいただき、心から感謝したい」と、全旅連事業への協力に謝意を述べた。
野沢部会長は、五輪出場に向けて1日7時間練習するという福原選手に対し「全旅連としても応援する体制を考えなければ。五輪期間中は会長を団長に、旗を持ってぜひ応援に行きたい」と、全旅連挙げての支援を"約束"した。
福原選手は本紙の質問にも答え、「日本旅館のいいところは」との問いに「温泉はどこも広くて、ご飯もおいしい。最近行ってよかったのは国体で行った兵庫県の旅館」と答えた。 |