経済産業省はこのほど「広域・総合観光集客サービス支援事業」の採択案件を決定した。採択されたのは「登別白老観光連携ビッグバン事業」など広域観光を推進する15プロジェクト。
今年6月に事業を公募していた。全国から31件の応募があり、有識者による審査委員会で15件を採択した。事業にかかる補助対象経費の2分の1を支援する。
登別の事業は、登別観光協会や登別温泉旅館組合、JTB北海道などが参加し、登別・白老地域それぞれの特色を生かした伝統文化体験や商店街の賑わいを創出する。
具体的には、アイヌの伝統楽器トンコリの演奏体験プログラムや、商店街店主が地域の見どころ情報などを案内するガイドの役割を果たすことで商店街の賑わい、地域としての付加価値を高めた集客の増加を目指す内容だ。
その他のプロジェクト名は次の通り(カッコ内は参加予定メンバー)。
ニセコブランドの発信による広域・総合観光集客サービス支援事業(ニセコ倶知安リゾート協議会など)▽庄内エリア地域交流プロジェクト(庄内観光コンベンション、JTB東北など)▽南房総=家族時間=創出マネジメントプロジェクト(JR東日本など)▽新潟・食と花の交流プログラム開発事業(新潟観光コンベンション協会など)▽花の秩父路健康・健脚・交流プロジェクト(コスモプランなど)
見る・作る・学ぶ 富山県西部地域産業観光ツーリズム推進事業(高岡商工会議所など)▽越前伝統工芸ものづくり産地本物の体験、こだわりの食、感動の旅(越前伝統工芸連携協議会など)▽iまちあるき賑わい創出事業(京都市観光協会、KNTなど)▽県境を越えた新観光ブランド創出プロジェクト(松江商工会議所など)
倉敷産業観光推進事業(倉敷商工会議所など)▽人情の島旅ビジネス〜やうちシステムの構築(隠岐観光協会など)▽四万十川清流ガイド育成による観光集客システム構築事業(西土佐四万十観光社)▽大分県広域滞在型観光推進事業(ツーリズムおおいたなど)▽よかばい旅倶楽部推進事業(唐津観光協会など) |