ビジット・ジャパン・キャンペーン実施本部事務局(VJC事務局)は7日、大阪府泉佐野市のホテル日航関西空港で、台湾から学校、教育関係者ら80人を招き、「日台教育旅行交流座談会」を開催した。日本側も学校、自治体、観光関係団体など100人が出席。両国の教育関係者らが海外教育旅行の現状について意見交換を行い、学校間交流を主軸とした日台間の教育旅行促進を図った。
劉永順・台湾国際教育旅行連盟会長は「今年の1月から6月までの訪日教育旅行は5400人。来年も20%増の生徒数が予想される。日本は教育旅行の観光資源が豊富で治安も良く、教育旅行の行き先として生徒や父兄にも歓迎されている」とあいさつした。
座談会では、日台の教育旅行関係者が17卓の丸テーブルに分かれ、「国際教育旅行の意義」「日本での教育旅行の問題点について」などのテーマで活発な意見交換を行った。
その他、河上一雄・日本修学旅行教会理事長による講演「日本式修学旅行形式の意義」や、日台の教育旅行案内DVDが放映された。
日台間の教育旅行の相互交流は、04年は90校で2800人、05年は170校で6900人、06年は210校で8900人と増加傾向にある。
来日した訪問団は8日、大阪の観光名所を見学後、9つのコース((1)北海道(2)福島、山形(3)静岡、山梨、神奈川(4)長野、新潟(5)滋賀、三重(6)鳥取、岡山、広島(7)和歌山、徳島(8)九州(9)沖縄方面)を視察。各地で自治体や高等学校、体験型学習施設などを訪問し、12日に帰国した。 |