台湾観光協会(江明清・東京事務所所長)は台湾の人気アイドルグループ、F4(エフフォー)を起用した台湾観光CMを9月15日から30日まで全国のテレビで放映した。 CMは30秒間のスポット広告。今年3月に07年台湾観光イメージキャラクターに任命されたF4のメンバー4人が、故宮博物院、台北101高層ビル、高雄の愛河の夜景などを背景に登場し、「Wish to see you in Taiwan(台湾で会いましょう)」と呼びかけた。主に日本人女性客の誘致を狙ったもの。 CM放映期間中の9月20日にはF4が来日。女性誌記者などメディア関係者を招いて都内でPRイベントを開いた。 同イベントには台北駐日経済文化代表処の許世楷・駐日代表も出席。「昨年は日本から台湾に116万人が、台湾から日本には120万人が訪れた。今年は台湾と日本の文化観光交流年であり、交流人口の一層の拡大が期待される」とあいさつした。許代表はさらに「2カ月前に北海道で知事に会った。今年は既に50数万人の外国人旅行客が北海道を訪れており、その過半数は台湾から来ていると聞いた」と話し、台湾人の親日感情の高さを強調した。
世界各国で活躍する中国系の企業経営者らが集う「第9回世界華商大会」が9月15、16日の2日間は神戸、17日は大阪をメーン会場に開催された。 華商大会は、中国系経済人の交流の場として2年に一度開催し、日本での開催は今回が初めて。33カ国、地域から約3600人が参加し、中国本土の開催を除いて過去最大規模となった。 開幕式は15日、ワールド記念ホールで行われ、冬柴鉄三国土交通大臣が出席。賈慶林・中華人民共和国全国政治協商会議主席ら、国内外の政財界関係者も多数列席し、オープニングを盛大に祝った。 期間中は、地元神戸の企業を含む27社の企業、団体が参加した「ビジネスマッチングフェア」や北京五輪、上海万博のPRイベント、テーマ別に11の分科会、地元市民との交流イベントなど実施された。観光関係では、ビジット・ジャパン・キャンペーン事業の一環で、大会参加者を対象に、神戸から日帰り圏内の観光ツアーを実施。大阪、京都、西播磨など7コースに約320人が参加した。