ちょっとした空きスペースを有効活用し、館内消費の向上を──。旅館・ホテルでは、安売り競争に終止符を打ち、宿泊単価を上げることが昨今の命題となっている。JTBグループのJMCが「売り上げアップの一助となる」と提案しているのが、フィットネス器機「ボディスキャン」だ。 ボディスキャンは、10分間乗っているだけで、簡単にダイエットの効果をもたらすマシン。足下からの振動が太ももや腹部を刺激し、脂肪を燃焼させる。また、手をついたり、すわったりとポーズを変えれば、違った体の部分を刺激できる。運動不足の解消にもなる。 1メートル四方のスペースがあれば設置可能。シルバーと黒が基調の落ち着いたカラーの、曲線を多用したボディデザイン。運転音は他社製品の62〜75デシベルに対して、51〜53デシベルと静音性に優れる。 旅館・ホテルでは、設置費の1万2千円(税込み)の負担だけで、無料リースで導入できる。ランニングコストは月々の電気代約2千円。 フロントの周辺や大浴場の脱衣場、遊技コーナーなどに置いて、館内利用客に1回・10分の使用料500円で貸し出す。このうち30〜40%(150〜200円)が導入施設側のコミッション。1日に20件の利用があると想定し試算すると、年間365日で108〜144万円の収入となる。 「スーパー銭湯やエステサロン、フィットネスクラブなど、すでに導入された店舗では収益がアップし、追加導入を検討している」(JMC)。 この件についての問い合わせ先は、JMC N(株)ビジネス営業部(東京都中野区本町2-46-1、TEL03・5371・3264、担当=原田、小林)。