「第13回冬の城崎まるかじりキャンペーン」と題したイベントが7日、大阪市内のホテルで開催された。11月6日の松葉ガニ漁解禁に合わせて、城崎温泉旅行エージェント指定旅館、津居山漁港協、日和山観光などで構成する実行委員会が毎年実施している行事。旅行関係者ら約500人を招待し、松葉ガニを味わってもらい、城崎への送客をアピールした。 会場では、当日津居山港から水揚げされた松葉ガニ850杯、600人分が用意された。刺身や焼きもの、雑炊などのフルコースが振る舞われた。カニの競りのパフォーマンスも行われ、会場は大盛況となった。 城崎観光協会は、松葉ガニ解禁に合わせて、今月から来年3月までの期間、城崎を「かに王国」と称し、各種イベントを実施。今月23日には「かに王国開国式」をJR城崎温泉駅前で開催する。 キャンペーン会場では、「かに王国」の王様に扮した西村肇氏(西村屋社長)が主催者代表としてあいさつに立ち、「JR城崎温泉駅にエレベーターが設置され、お年寄りにもやさしい駅になった。また、出石市では来年8月、近畿地方に現存する最古の芝居小屋『永楽館』もオープンする。見どころの多い城崎にぜひ送客を」と旅行会社に呼びかけた。 また、兵庫県がJRグループとともに09年4月から6月にかけて開催する「兵庫デスティネーションキャンペーン」についてもPR。来年10月からはプレキャンペーンも実施する。
静岡県浜松市の魅力を国内外に発信する役割を同市ゆかりの著名人が担う「浜松やらまいか大使」に7日、間宮忠敏・国際観光振興機構(JNTO)理事長と西松遥JAL社長が就任した。間宮氏と西松氏はともに浜松北高校の出身。富士山静岡空港の開港を09年3月にひかえ、浜松市は観光振興を重要視。国内外からの誘客に協力してもらう。 「やらまいか」は「やってみよう」の意味。浜松市は7日、人的ネットワークを使って浜松の魅力を首都圏でPRしようと第3回浜松「やらまいか」交流会を都内で開き、新大使を任命。交流会には浜松にゆかりのある約400人が集まった。 浜松やらまいか大使には間宮氏、西松氏のほかに俳優の袴田吉彦氏、落語家の瀧川鯉昇氏など13氏が新たに就任。同大使はこれで35人になった。 今年5月に新市長になった鈴木康友市長は「浜松市は4月1日から政令指定都市になった。シティプロモーションに力を入れ、国の内外に市の魅力をPRしていく」とあいさつ。観光誘客に力を入れることを強調した。