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旅館・ホテル ■第2449号《2007年12月15日(土)発行》  

愛媛・道後温泉で第1回の温泉卓球大会、来年2月に
 3千年の歴史ある名湯で卓球の頂点を目指せ─。愛媛県松山市の道後温泉で来年2月27、28の両日、「坊っちゃんカップ第1回道後温泉卓球大会」が開かれる。熟年の卓球愛好家を対象にした、通常よりひとまわり大きいラージボールを使う競技大会。地元の旅行会社では、大会に参加するツアーも催行。参加者を広く募集している。

 大会の主催は松山市施設管理公社。松山市、道後温泉旅館協同組合、松山観光コンベンション協会が共催する。

 松山市総合コミュニティセンター体育館を会場に、2日間にわたりシングルス、ダブルス、混合ダブルスの各部で延べ600人が予選リーグとトーナメントを戦い、優勝を決める。シングルスは50〜60歳未満、60〜65歳未満、65〜70歳未満、70歳以上の各部。ダブルスと混合ダブルスは合計年齢100歳以上、120歳以上、140歳以上の各部に分かれて対抗する。

 参加資格は日本卓球協会の登録会員に限るが、大会当日の登録も受け付ける。

 全国からの参加者に向けて、東京、大阪、名古屋からの航空便、広島からの船便を利用した宿泊プランも設定している。

 26日は前夜祭として、道後温泉本館で卓球クラブ所属の落語家によるイベントを開催する。出演は桂扇生師匠、桂ひな太郎師匠。

 「ラージボールで全国の頂点を目指し、道後温泉の湯で、疲れた体をいやしてください」と主催者。


和歌山県の南紀白浜温泉むさしが特別客室を1月にオープン
和邸の寝具

 和歌山県南紀白浜温泉むさし(沼田久博社長、987人収容)は、「葵館」14階から16階の26室を特別客室「和邸(なぎてい)」として来年1月1日オープンする。

 純和風旅館として高い評価を得ている同館。今回、自然との調和、心のふれあい、和のくつろぎをコンセプトにリニューアルした。「和風の質感をさらに上げ、情緒的なサービスでリピーターを増やしたい」と同館横田浩常務。

 専任の調理士がつき、郷土料理を主体に、旬の素材を生かした手作りの京風料理を提供する。寝具類は特別オーダー。浴衣もハイクラスのものを用意し、女性客におしゃれを楽しませる。接客面では専属のサービス要員を配置し、きめ細やかなもてなしに努める。すべての面で既存の施設と差別化を図った。

 客室の窓越しに太平洋と白良浜海岸が眺望できる。「朝日、夕日が海面に映る光景は感動的で素晴らしい一語に尽きる」。
 オープン記念として、1月から3月まで期間限定で「紀州本九絵会席」を中心に、新鮮な海の幸を提供する。1人2万5千円。1室3人の場合1人2万3千円。4人から6人の場合1人2万1千円。


ホテルサンルートプラザ新宿が新春ランチとディナー提供

 ホテルサンルートプラザ新宿(東京・新宿)は1月1〜7日、1階の「トラットリア カフェ&バール『ヴィラッツァ』」でシェフ特選新春ランチ&ディナーコースを提供する。

 ランチコース5千円。ディナーコース7500円。石窯焼きピッツア、ズワイガニのトマトクリームソース・タリオリーニ、佐賀牛の石窯グリルなどが付く。

 店はグリル料理などをカジュアルな雰囲気で楽しめる「トラットリア」と、夜はワインやカクテルを楽しめる「カフェ&バール」の2つのエリアがあり、両エリアをワインセラーがつなげている。



土肥マリンホテルが12日に改装オープン、館名も変更
 リゾートソリューションが運営する静岡県伊豆市の土肥マリンホテルは12日、館名を「土肥マリンホテル海音亭」に変更するとともに、宴会場を食事処にリニューアルした。

 同ホテルは三菱マテリアル系の企業が運営していたが、6月にリゾート社が買収、運営を開始した。同社は同時に北海道の定山渓観光ホテル山渓苑も取得しており、旅館の再生事業に乗り出すきっかけとなった。

 同ホテルは土肥海岸に面しており、海音亭の名称を付けることで、消費者に海に近いリゾート宿泊施設として印象付ける。また、たたみ95畳分のスペースがある宴会場を食事処に改装し、26席のテーブルを配置した。従来の部屋出しから食事処での食事提供でオペレーションの効率化を図った。「食事処以外でも和風モダンなテイストを取り入れた」と越知正支配人はいう

 総客室数57室で、天然温泉大浴場、露天風呂、居酒屋などがある。
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