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地域観光 WEB増刊号《2008年1月19日(土)発行》
呉市が東京事務所を廃止へ
広島県呉市は今年度末をめどに東京事務所を廃止する。同県ではほかに広島市と福山市が東京事務所を開設しているが、廃止は初めてという。廃止後は旧軍港市振興協議会事務局に職員1人を派遣し、東京事務所の役割を担わせる方針だ。
呉市は昨年9月、財政破たんを回避するため、財政集中改革宣言を出しており、組織の簡素化などに取り組んでいる。この一環で廃止に踏み切ることにした。
呉市東京事務所は1949年に開設。現在は千代田区のビルの1室に入居し、所長以下3人体制で陳情活動や市との連絡調整、観光PRなどを行ってきた。
なお、旧軍港市振興協議会は横須賀、佐世保、舞鶴各市と呉市で構成されている。
アンテナショップの館長を一般公募 山梨県
山梨県観光物産連盟は県のアンテナショップ、富士の国やまなし館(東京・日本橋)の館長を一般公募する。民間のノウハウを活用し、入館者増加につなげるのが狙い。
業務内容は、(1)館運営のマネージメント(2)入館者数や販売額を増加させるための方策の検討と実施──などだが、物産販売の充実を重視し、「民間企業で仕入れや販売業務を経験した人材」(同連盟)を求めている。
年俸は通勤手当を含め300万円で、業務実績に応じ加味する。勤務は週4日。募集人員は1人で、48〜63歳の男女。採用日は4月1日から。雇用期間は2年だが、更新もある。問い合わせは電話055-231-2722。
山形県庄内地方でガイドドライバーが活躍
山形県の庄内地区で昨年10月、「庄内ガイドドライバー」第1期生が誕生した。歴史、文化、自然、食など、庄内の豊富な知識を身に付けたタクシードライバー32人が運転にガイドにと活躍している。
庄内ガイドドライバー協議会(事務局・庄内観光コンベンション協会)が、観光やビジネスで庄内を訪れた人に対して「もてなしの心で接しよう」と、昨年制度化したもの。座学研修、現地研修を経て認証検定に合格したドライバーを「ガイドドライバー」と認定。10月24日の第1期交付式で認定証、名札、マグネットステッカー=写真=が合格した32人に送られた。
協議会では1月下旬に第2期生の募集を始める予定。
中部9県観光検定、合格率は26%に
中部(東海、北陸、信州)広域観光推進協議会によると、昨年12月に初めて実施した「中部9県観光検定」は186人が受験し49人が合格、合格率は26.3%だった。同協議会では、08年度も検定を実施する意向だ。
合格者には認定証を送付するとともに、「観光ボランティアへの登録を希望する場合は、中部地域の各観光ボランティア団体に推薦する」(同協議会)。また、鳥羽水族館(三重)や高岡山瑞龍寺(富山)など観光施設の入場の無料、割り引きの特典がある。
検定は名古屋と金沢で実施。募集定員230人に対し209人が応募したが、受験者は200人を下回った。186人のうち、女性は48人。年齢別に見ると、50〜59歳がもっとも多く、60人を占めた。次いで30〜39歳の44人、40〜49歳の40人となっている。職業別では会社員が151人ともっとも多い。
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