松下電器産業パナソニックシステムソリューションズ社は4月24日、IP映像セキュリティコンポーネント「アイプロシリーズ」のラインナップとして、ドーム型のメガピクセルネットワークカメラ「DG−NF302」を発売する。1.3メガピクセルCCDを搭載しながら、優れたコストパフォーマンスを実現し、景観にも配慮しているのが特長だ。 1.3メガピクセルCCDにより、最大解像度1280(H)×960(V)の高精細な映像撮影を提供。色再現性についても、原色フィルタで高性能化を実現した。長年のセキュリティカメラ開発で培った同社の信号処理技術を投入した、新開発のメガピクセル対応カメラ信号処理LSIも搭載している。 カメラ信号処理LSIに内蔵した暗部補正機能で、映像の明るい部分のコントラストを保ったまま暗い部分を補正する。簡易白黒切替機能により、照度の低い場所でも感度を向上できる。 MPEG−4による動画性の高いモニタリングと、JPEGによる高精細録画の同時運用も実現。MPEG−4では、激しい動きのある被写体でも滑らかな動画表示が可能になった。 SDメモリーカード用スロットを搭載し、画像を手動もしくはアラームと連動させて記録するほか、ネットワーク障害時にはデータを自動的にバックアップとして保存できる。さらに保存画像の操作をはじめ、VMD設定やスケジュール設定など、ブラウザからの操作性を向上させた。 この件についての問い合わせ先は、同社お客様ご相談センター(TEL0120・878・410)。
東京パレスホテル、国際文化会館などで総支配人を歴任、前・流通経済大学教授、HM研究所代表の編者と、実務経験を持つ識者16人の執筆陣が観光産業の歴史と現状を分かりやすく解説している。大学などの教科書で使われるよう想定し、できるだけ読みやすい言語で書かれている。 「『観光立国』宣言と『観光立国推進基本法』の概要」から、「レジャーランド、テーマパーク」まで全18章構成。このうち「旅館」の章は富士常葉大学総合経営学部の大久保あかね准教授が担当。旅館の歴史、旅館経営の特徴を詳しく分析した上で、国際観光客に日本の生活文化をいかに表現し、体験してもらうかが旅館における今後の課題としている。 定価2千円+税。発行=プラザ出版(TEL03・3234・2141)。