日台観光推進協議会(代表・中村徹日本観光協会会長)と台日観光推進協議会(同・張学勞台湾観光協会会長)はこのほど、台北市で初の観光サミットを開き、10年に日台間の観光客の相互往来を300万人にすることなどを盛り込んだ「台北宣言」を採択した。 日本側からは中村会長のほか、新町光示JATA会長、佐々木隆JTB社長、田中茂穂ユナイテッドツアーズ社長、金井耿日本旅行社長ら約30人が参加。来賓として台湾交通部長が出席した。 サミットでは日本側のVJC、JATAが中心となって展開しているビジット・ワールド・キャンペーン、台湾側の台湾旅行年(08〜09年)に対し双方が協力、10年に300万人にする目標を掲げた。 また、「相互交流の促進」に合意。今後、定期的に双方を訪問し会合を開くとともに、日台の観光交流、並びに協力を一層促進することとした。 次回サミットは来年、日本で開催する予定。
東京都は4月1日からウェブサイト「東京の観光」(http://www.kanko.metro.tokyo.jp/)をリニューアルオープンする。オリンピック招致に向け、東京のホスピタリティを高める観光情報を充実するとともに、利用目的別に観光情報を分類した。 ホスピタリティについては、外国語メニューを使っている築地周辺の22店舗やバリアフリーに取り組んでいる37の宿泊施設を日本語、英語で紹介する。 「旅行者」と「エージェント・メディア」2つの利用者別に情報を提供。旅行者向けでは(1)観光スポット(2)トピックス・イベント(3)宿泊(4)レストラン──など6つのジャンルに分ける。また、海外のエージェントにはツアー造成に役立つ最新情報を提供し、海外メディアに対しては東京を円滑に取材するための支援を紹介する。 都によると、現在のウェブサイトは対応言語が8言語9種類で、アクセス数は06年度で約2600万件となっている。
VJC事務局は3月27日から31日までの間、今年の日韓交流年開催を周知し市民間の交流促進を喚起するため、韓国の3大紙とフリーペーパー各3紙にVJC韓国観光親善大使のユンナさんを起用した広告を掲載した。あわせて日本の地方都市を紹介した記事広告も掲載、日本をPRする。 ユンナさんを起用した広告は40~50代中高年がおもな読者層の朝鮮日報、中央日報、東亜日報の3大紙と、20〜30代が中心読者のフリーペーパーで1ページ掲載。ユンナさんの広告を掲載することで交流年を強調、相互交流を促す。 3大紙に載せる記事広告では約3ページにわたって地方都市をアピール。20代の若者らに比べ、中高年が好む地方の都市や温泉の魅力を紹介する。 また交流年に向け、訪日を呼びかけるメッセージなどを盛り込んだウェブサイトを27日から開設。新橋のサラリーマン、OL、空手家ら一般人88人が登場し「身近な国日本」を訴える内容。1週間ごとに8人が登場し、ビデオレターで草の根交流を呼びかける。