バス、トイレタリー商品を扱うオカが販売する「Ag+除菌ふきん」が全国の旅館、ホテル、レストランなどの施設で導入され好評だ。利用者からは「使用後もにおわない」「生地が厚く使いやすい」「汚れても漂白できるので経済的」などの感想が多く寄せられている。 においを抑えられるのは、原因となる雑菌をしっかりと抗菌するため。同商品の材質は、すぐれた抗菌機能を持つ「Ag+(銀イオン)」を練り込んだ特殊繊維「銀世界」で、ふきん自体をしっかりと抗菌し、清潔に保つ。また、室内の蛍光灯にも反応する高い光触媒作用を持ち、活性酸素(人体には影響しない)が発生し、これらが優れた抗菌機能を発揮する。 ふきんの形状は、女性でも使いやすいと考える「かや織り」で、吸水も素早い。素材は綿93%、アクリル7%。しっかりとしたステッチが施され、型くずれしにくいのも特徴だ。 また、繊維自体に銀イオンを織り込んでいるため、繰り返し洗濯しても抗菌効果は持続。1カ月間の使用後も機能は変わらない。銀は食器や食品添加物にも使用されており、厨房まわりでも安心して使用できる。 サイズは約33×33センチ、イエローとブルー各10枚の20枚入りで3千円(税込み)。送料別途。4千円以上注文の場合は送料無料となる。 同社は「お客さまのリピーター率が高い。初回は1袋(20枚入り)の購入が多いが、2回目以降の購入の際には、2〜3袋(40〜60枚)の注文をいただいている」と話す。 この件についての問い合わせ先は、オカ(TEL0120・84・0777)。
有馬温泉の兵衛向陽閣大女将、風早笙子さんの半生がつづられた自叙伝「私の青春と戦争 女将六十年」が自費出版された。 兵衛向陽閣は約600年の歴史ある老舗旅館。風早笙子さんは昨年秋に黄綬褒章を受章。 執筆のきっかけは終戦記念日にテレビから流れた石原都知事の「戦争体験者が当時の出来事、その時の思いを書き残すことが大切なことだ」という言葉を聞いたこと。 自身の戦争体験を主に、学徒出陣で戦地へ向かう若者たちを見送ったこと、夫の喜一氏(先代社長・故人)が航空隊に所属していた頃のエピソードなどが書かれ、笙子さんが感じた戦争の悲しさを伝える。 後半は笙子さんが兵衛向陽閣に嫁いでから現在に至るまでの奮闘記。嫁いだ当時の有馬の様子、女将の心得を学んだ出来事、従業員への感謝が綴られている。また、昭和43年の有馬の大火災や、平成7年の阪神・淡路大震災の体験についても記されている。 「走馬灯のように過ぎて来た60年」と笙子さんは振り返る。女将さん必読の一冊となっている。 A4判ハードカバー。表紙は水彩画家の橋本良江さんが描いた。86ページ。数量制限あり。定価は1千円(税込み)。送料は別途。 問い合わせは、兵衛向陽閣(TEL078・904・0501)。