北海道内の旅館・ホテル関連9団体で作る北海道ホテル旅館業連絡協議会はこのほど、地球温暖化防止や資源の循環利用を目指す環境対策事業、ノースグリーン・プロジェクトの取り組みを開始した。旅館・ホテル業界が環境対策に都道府県単位で取り組むのは全国初という。 道内の約1300施設が参加する。プロジェクトでは参加全施設の実態アンケート調査を行い、省エネ対策や資源の再利用などの数値目標を設定する「北海道スタンダードマニュアル」を5月中旬までに作成、全施設に配布する方針だ。これに関連して、大量消費が問題となっている割りばしについては、各施設で、(1)割りばし利用の削減(2)洗いばしの導入(3)マイはしの推進──に努めるとした。 このほか、北海道の環境をテーマにしたメッセージを公募、優秀作品を翻訳して洞爺湖サミット参加首脳らに届けたり、宿泊客に協力を求め、館内の消灯運動などにも取り組む。 プロジェクトは北海道発信型の観光・環境推進事業として、観光客誘致にもつながるよう、活動の参加団体を呼びかけていく。 9団体は次の通り。 日本ホテル協会北海道支部▽北海道ホテル旅館生活衛生同業組合▽国際観光旅館連盟北海道支部▽日本観光旅館連盟北海道支部▽札幌ホテル旅館協同組合▽全日本シティホテル連盟北海道支部▽定山渓温泉旅館組合▽札幌市内ホテル連絡協議会▽札幌ホテル支配人会
徳島県鳴門市のルネッサンスリゾートナルトはこのほど、ホテルビーチ内に釣り堀をオープンした。釣った魚はランチやディナーで食べることができる。「家族客の利用が多く、予想以上に反応がいい」と同ホテル。 釣り堀は7メートル×5メートルで広さ35平方メートル、深さ1.5メートル。鳴門タイを中心にハマチやスズキ、伊勢エビなどを放している。料金は1回20分でエサ釣りが800円、引っかけ釣りが600円。時間内で釣り糸が切れたり、エサがなくなったりするとその時点で終了。 釣った魚はランチやディナーで食べることができ、持ち帰りも可能。例えば、鳴門タイは100グラム当たり150円で買うことができ、調理代1千円を払えば造りや塩焼きなど好みの方法で料理してもらえる。