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  商品・設備 ■第2467号《2008年5月17日(土)発行》  

布の力・久磨衣のバックと巾着袋、湯めぐりのお供にピッタリ
手提げバック

 三重県・湯の山温泉ではこのほど、「そぞろ歩きで湯めぐり」というイベントを始めた。期間中、同温泉地の旅館に泊まった人は、無料でほかの旅館の湯めぐりができるもの。湯の山温泉ではこのイベントに合わせて、うちわと湯めぐりの際にタオルなどを持ち運べる手提げバックを作った。

 併せて巾着袋も製作。湯の山温泉は、「恋結びの街」として知られるが、縁結びに祈祷された「大石恋石」という石を買い求めるカップルが多いためという。「大石恋石を手軽に持ち運んでもらうため」と蔵之助・若女将の矢田麻里子さんは話す。

 この手提げバッグと巾着袋は、作務衣(さむえ)を従業員ユニフォームとして提案する布の力・久磨衣に依頼した。

 手提げバッグは、青を基調に折鶴のイラストをあしらった。巾着袋は、青とピンク、オレンジの3色を用意。「恋結びの街湯の山温泉 大石恋石」の文字が躍る。

 「デザイン性が高い点が気に入っている」と矢田さん。また、「発注から製作まで、あまり時間がないなかていねいに対応してくれたうえ、規格外のことなどさまざまな提案をしてくれた」とその真摯な仕事ぶりを評価する。イベントは7月20日まで継続される。期間中、このバッグと巾着袋を持ち運ぶ、多くの観光客の姿が見受けられそうだ。

 この件についての問い合わせ先は、布の力・久磨衣(TEL0120・591・901)。



書評「KYOTO The Greatest Travel Tips 英語で歩く京都」

 京都を訪れる外国人旅行者が増加していることを受け、JTBパブリッシングが発売した新型ガイドブック。これまで英文表記でのガイドブックを販売してきたが、「外国人に日本文化を紹介する日本人からも『もっと日本の文化をうまく伝えたい』との声があがっていた」(同社)。こうした声にこたえて、日本語と英語を併記。英語を話す外国人だけでなく外国人を案内する日本人にも使いやすいようにした。

 内容は外国人旅行者が興味を持つテーマを「観光」「食べる」「買う」「文化」「泊まる」「便利帳」「交通」「地図」の8つに分けて掲載。イラストと写真を多用し、初めて日本文化に触れる外国人にも分かりやすいよう工夫。例えば観光の項目では、無料で桜や紅葉が楽しめるスポットのほか、神社仏閣での参拝方法、おみくじの見方など伝統文化についても掲載した。

 訪日外客の多くは、自国で購入したガイドブックやインターネットを活用して日本文化を学ぶが、「アニメや仏像など、こだわりの趣味に関しては『情報がまだ少ない』との声があっている」という。このため、世界約20万点の漫画が読めるスポット「京都国際漫画ミュージアム」やコスプレグッズなど現代カルチャーについても紹介する。

 同社では東京のガイドブック「TOKYO The Greatest Travel Tips英語で歩く東京」も出版した。

 A5判で価格は1260円。問い合わせは営業部直販課(TEL03・6888・7893)まで。

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