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  商品・設備 ■第2470号《2008年6月7日(土)発行》  

けんろく、30周年で感謝セール
きものなどを掲載したカタログ

 洗えるきもの・ユニフォームのきもの専門店の「けんろく」(KTプロダクツ・京都市)は、洗えるきものの発売30周年を記念して、観光経済新聞の読者に特別感謝セールの実施を始めた。

 同社は京都市に本拠を置き、主にカタログによって、旅館、料理店の接客用ユニフォームきものの製造、直販を行っている。受注・配送センターに隣接して直営の縫製工場を持ち、きもの以外にも、二部式着物、さむ衣、来客用の茶羽織・浴衣帯なども製造している。特徴は、(1)丈夫で高品質(2)スピーディーな納品体制(3)小ロットに対応し、1点からも追加が可能──など。全国の有名旅館と取引がある。

 今回のキャンペーン内容は、観光経済新聞の読者に限り、ユニフォーム用小紋柄のきもの・二部式着物、通常1万1000円を8800円に、また、ユニフォーム用無地のさむ衣、1万円を8千円で提供するもの(すべて税別)。

 実施期間は7月末日まで。対象商品を掲載したカタログは、希望者に無料で送る。

 問い合わせ、申し込みの際は必ず、「観光経済新聞を見た」と添える必要がある。同社では、「商品は十分に用意しているが、万が一売り切れの柄が出た場合はご容赦を」としている。

 カタログ請求などの問い合わせ先は、KTプロダクツけんろく通販事業部(TEL0120・344・200、ファクス0120・344・205)。


テロソンコーポレーション「カビ封じこれっきり」
カビ封じこれっきり

 梅雨の時期を迎える。カビの季節だ。浴場、客室、トイレ、厨房、食材倉庫などさまざまな場所がカビ発生のリスクにさらされる。

 塩素系除菌剤はにおいがきつい。さらに悪いことには、一度カビを死滅させると耐性の強いカビ菌が新たに発生してしまう。これを死滅させるためにはさらに強力な塩素系除菌剤が必要になってくる。これではカビとのいたちごっこが続く。

 テロソンコーポレーションの防カビ剤「カビ封じこれっきり」は、市販の塩素系除菌剤とは全く別の発想で開発した商品。外部の研究所に依頼した試験では「1回の処理で、その後6カ月以上はカビが生えない」という結果が出ている。

 同社では粒子をナノサイズ(1ナノ=百万分の1ミリ)の微粒子まで小さくする独自のナノテクを使って、新開発の防カビ剤の微粒子化に成功。これをスプレーで塗布すると、ナノサイズの防カビ剤が素材表面の微細な凹凸の表面に極めて薄い膜をつくる。

 カビを抑えるメカニズムも塩素系除菌剤とは違う。新開発の防カビ剤は、カビを完全には殺さずにカビ菌の一番外側の細胞膜だけを破壊する。カビはタンパク質やDNAなどの合成ができなくなり、繁殖しなくなる。成長できなくなったカビ菌が「ここに近づくとやられるぞ」という危険信号を周囲の同種菌に出すため、同種菌も近づかなくなるという仕組みだ。

 カビ封じこれっきりの成分は、防かび剤と沈着成分、アルコール、水のみ。有害物質を含んでいないので、環境にも人体にも優しい。
 浴室用、キッチン用、カーペット・畳用の3種類をそろえている。

 この件についての問い合わせ先は、テロソンコーポレーション(TEL0120・229・309)


書評「犬旅元年」

 JIC旅の販促研究所がこのほど発行した「犬旅」は、ペット同伴旅行の実態と展望についてまとめた著書。犬や猫と一緒に行く旅行を犬旅と名づけ、その実態と旅行者の動向、意識について調査した。

 「低迷する国内旅行市場復活の起爆剤となる可能性を秘めている」と著者の安田亘宏氏。「旅行業界や観光業界のペット同伴旅行に対する理解促進とその対応のヒントになれば」と言う。

 安田氏は15歳未満の子供の人口よりも犬猫の飼育匹数のほうが多いという現状や、家族の一員となったペットとともに旅行をしたいという消費者の欲求を捉え、「間違いなく犬旅の市場は拡大していくだろう」と指摘している。

 本書ではペット同伴宿の実態などについても触れている。例えば宿オーナーの声も踏まえながら(1)宿泊施設形態はペンションが多い(2)宿泊料金は休前日の場合ペット料金を加えると約1万円から(3)室内排泄など利用者マナー低下からくるトラブル──といった事象を紹介している。

 A4版で216ページ。価格は1600円。問い合わせはJIC旅の販促研究所(TEL03・5434・8508)まで。

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