主に明治大学の校友会、父母会の活動拠点として利用されている明治大学紫紺館(東京都千代田区)は、大学主催会議や校友会、父母会などが開く会議やパーティ需要に対応するほか、レストラン「フォレスタ椿山荘」やラウンジ「明治」なども完備する。近隣にある企業、一般の利用も多い。 同校ではレストランとラウンジの運営、そしてパーティ、会議室利用のデリバリーなどを藤田観光に委託している。レストランではイタリアンやフレンチ、和定食の料理などを提供するが、「目白の椿山荘に引けをとらない」(椿山荘支配人兼料理長の石川和男氏)料理内容を安価で楽しめる。 その紫紺館の厨房では半年ほど前に、同じく藤田観光グループで客室清掃業務などホテルのバックヤード業務の専門アウトソーサであるフェアトンが販売しているグリストラップ環境改善システム「バイオ固形材BS−400」を導入した。 BS−400は、特殊なバイオを工業石けんで固形化したもの。このBS−400をグリストラップ内に設置し、エアーで攪拌するだけで、バイオが油分を分解してくれる。分解された油分のカス(スカムボール)は一般ゴミとして処理できる。 紫紺館ではグリストラップの清掃を毎日行っているが、においの発生に悩まされていた。BS−400導入当初はにおいの軽減が主目的だったが、「においがなくなったことはもちろん、グリストラップの清掃が楽になり、配管のつまりも軽減された」と石川氏。「以前は、産業廃棄物として処理しなければならなかった廃油も、今では一般ゴミで処理でき、コスト面でのメリットもある」と評価している。 この件についての問い合わせ先はフェアトン(TEL03・6403・4430)。