KNTは7月から、子供がほしい夫婦を対象とした宿泊プランを発売した。古くから「子宝の湯」といわれる温泉にある宿泊施設7施設を用意。夫婦がリラックスして過ごせる時間や場を提供することで、子づくりをサポートする。 同プランは、主婦の友社が発行する季刊ムック「赤ちゃんが欲しい」とのタイアップ企画。各宿が同誌の人気連載「ふたりで食べたい子宝レシピ」をもとにアレンジしたメニューを提供する。宿によっては、夫婦2人で仲良く食事を取り分けて食べられるよう大皿盛りにするなどの工夫もある。 また、同誌が過去に掲載した「子宝エクササイズ&マッサージ」の記事を各部屋に置き、夫婦で試せるようにした。KNTのウェブサイトと同誌上で同プランを紹介する。双方ともプラン内容や宿の説明と併せて、宿周辺にある子宝神社なども紹介し、夫婦での旅の気分を高められるようにした。 子連れ旅行などを企画する、KNTeビジネスカンパニーの佃亮子氏が考えた。「専門医によると子づくりにはリラックスが一番という。日ごろの疲れや不妊治療などでのストレスを温泉旅行で緩和するという面で、(我々も)何らかのお手伝いができれば」(佃氏)。
クラブツーリズムは首都圏で運営する「クラブツーリズムカフェ」の3店舗で、富山県を紹介する「富山フェア」を開いている。同カフェで観光地を紹介するイベントを開くのは、昨年10月の岩手県、今年2月の山形県に続き3度目。 期間中、カフェ店内で観光パネル展示や富山の名産品のミニ物産展を行うほか、富山県知事政策室副主幹の宮崎一郎氏を講師に招き「なるほど富山講座・昆布ロード〜ゆかりの地めぐり」を各店舗で1回ずつ行う。江戸時代の北前船ゆかりの地の魅力を紹介する。 同フェアの開催期間は、梅ヶ丘店(東京都世田谷区)が1日から30日、練馬店(東京都練馬区)が1日から15日、常磐平店(千葉県松戸市)が7月28日から9日。
JR西日本とJR九州は7月23日、10年度末に営業運転を開始する山陽・九州新幹線直通用車両のインテリアデザインを発表した。日本の伝統文化が色濃く残る関西圏と九州圏を結ぶ新しい新幹線として、デザインコンセプトは日本の美しさ、力強さ、りりしさを表す「凛」をキーワードとした。 全体的に和風のイメージで、ひじ掛けやテーブルは木目調とした。グリーン席にはふくらはぎをのせて足を伸ばせる「レッグレスト」を東海道・山陽新幹線で初めて採用した。 指定席は700系ひかりレールスターの2&2サルーンシートの座り心地を向上し、新リクライニング機構を開発した。子ども連れの乗客のため、跳ね上げ可能な肘掛を採用する。
JATA国際観光会議・世界旅行博実行委員会(会長=金井耿・日本旅行業協会会長)はこのほど、9月18〜20日に東京ビッグサイトで開く「JATA国際観光会議08」のプログラムを発表した。10年に日本人海外旅行者数2千万人を目標とするビジット・ワールド・キャンペーン(VWC)との連動を図り、初日の基調講演ではVWC2千万人推進特別委員会の佐々木隆委員長(JTB会長)や同推進室の澤邊宏室長が登壇する。 佐々木委員長は「VWC〜2010年へのチャレンジ」、澤邊室長は「VWC〜再活性化に向けた3カ年の戦略」と題してそれぞれ講演する。18日はほかに、エア・アジアグループのトニー・フェルナンデスCEOによる特別講演「エア・アジアのミッションとマーケティング戦略」、モルディブ共和国観光大臣による提言「観光産業が地球温暖化防止に向けてできること」、太平洋アジア観光協会のジョン・コルドフスキ氏によるアジア旅行市場分析などを予定する。 19日は1千万人を目標とするインバウンド、20日は海外旅行に関するシンポジウムを行う。 参加登録はウェブ(http://www.jata-wtf.com/)で受け付けている。 ほぼ並行して19日から3日間、アジア最大級の海外旅行イベント「JATA世界旅行博08」も東京ビッグサイトで開かれる。今年で6回目。 134カ国・地域の政府観光局、航空会社、旅行会社が、独自の工夫を凝らした国際色豊かなブースを出展。一般来場者に旅行先としての魅力をアピールするほか、業界関係者が担当者レベルの商談を交わす。ステージパフォーマンスや政府観光局推薦のレストランなどの企画もある。 入場料は大人1200円、学生600円。19日は旅行業界・報道関係者のみの入場で無料。
楽天トラベルは7月23日、08年度上半期「人気温泉地ランキング」(http://travel.rakuten.co.jp/onsen/ranking/200807/)を発表した。「全国の人気温泉地ランキング」の上位20位までと「ランクインした地区で人気1位の温泉宿」を掲載している。 1位は、箱根温泉と、リ・カーブ箱根(仙石原温泉)。 1月1日から6月30日の間の宿泊実績と、サービス、立地、部屋、設備・アメニティ、風呂、食事などについて利用者が回答する「お客さまの声」を元に集計した。サイトへの掲載期間は約1カ月間。 2位以下は以下の通り。2位伊東温泉・大東館、3位鬼怒川温泉・鬼怒川ホテルニュー岡部、4位道後温泉・道後グランドホテル、5位熱海温泉・熱海後楽園ホテル、6位白浜温泉・梅樽温泉ホテルホテルシーモア、7位伊香保温泉・旅館ふくぜん、8位草津温泉・ホテルヴィレッジ、9位定山渓温泉・定山渓ビューホテル、10位伊豆長岡温泉・ホテルサンバレー富士見、11位別府温泉・花菱ホテル、12位河口湖温泉・ホテルニューセンチュリー、13位登別温泉・第一滝本館、14位湯河原温泉・翠明館、15位由布院温泉・ゆふいん湯めぐりホテル山光園、16位湯の川温泉・湯の川プリンスホテル渚亭、17位有馬温泉・有馬ビューホテル、18位下呂温泉・和みの畳風呂物語の宿小川屋、19位那須温泉・サンバレーリゾート那須高原、20位皆生温泉・皆生シーサイドホテル。